日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

藤井棋聖とAI将棋の思考の違い

藤井聡太君が17歳でタイトルをダッシュ棋聖になりました。すごいですねー!おめでとう㊗️
記者もスマホでよく将棋をしていますが、ヘボ将棋で5段階の下から2番目の強さで四苦八苦しています。それ以上の強さだとひと勝負が10分も持たないのですからヒドイ実力です(T_T)

そんなのはどうでもいいのですが、今回のタイトル戦で記者が注目したのは
「藤井七段の選んだ手は、最強のAI将棋ソフトが3億手読んだ段階では最善手では無かったが、5億手読んだら最善手だった!藤井七段はそれを短時間で見抜いてスゴイ!」
という事件でした。
記者が思ったのは「このAI将棋ソフトは何でこんなに無能なのか?」ということでした。
「17歳の少年が短時間に思いついた発想を5億回も繰り返してやっとたどり着くとは、何と遠回りの方法で分析をしているのか?」と思ったのでした。
…で考えたのですけど、このソフトの開発者にしても、藤井君の対戦相手にしても、そして、全てのコアな将棋ファンにしても、彼らの研究対象は過去のプロの棋譜なのではないか?
過去の何万何十万といた将棋のプロの棋譜は洗練され論理的で美しいからこそ研究対象にうってつけであり、現在将棋界の全ての人がこの過去の棋譜の中で将棋を指しているのではないのか?
だからこそこのソフトはまずはこの過去の棋譜を検討する事から分析を始める事は予想出来ます。そして、3億手というのは過去の棋譜の総数なのではないか?…と思ったのです。
しかしです。藤井君は如何に天才だとしてもこの全ての棋譜を暗記し、分析する事は時間的に無理です。将棋は究極の記憶の勝負です。短時間に何十手先を読むには過去の実績がものをいいます。過去の経験だけが一瞬の閃きを産むのです。
分かりますか?AI将棋や他の棋士は過去のプロの棋譜の研究分析については藤井君に負けるはずはありません!しかし、実際の将棋では藤井君が勝った。普通ならあり得ない話なのです。

…で記者が考えたのは「藤井君は初めて将棋をしてから全ての自分の棋譜を無意識で覚えているのではなかなか?初心者だった頃とか中級者だった頃のトンデモない棋譜も頭の中に入っていてその発想が今回の5億手事件を引き起こしたのではないか!?」

これが藤井棋王とAI将棋ソフト・他の棋士との違い!他の専門家が笑って検討もしなかった子供の発想も忘れずに分析していた藤井君の勝利!