日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

高校生の為の「選挙」入門?

高校生の皆さん、こんにちは。本紙の「選挙入門講座」も二回目ですが、今回は高校生と政治の関係性を勉強してみたいと思います。


まず、君のおこづかいですが、五千円もらっているとしても実際使えるのは4629円分しかありません。ご存知、消費税が8%もあるからです。

この消費税ですが、記者が子供の頃は存在せず、ある日政治家が勝手に決めて、君のおこづかいは消費税が上がるたび目減りする様になったのです。


次に、君の身分を証明してくれる高校。君の親が授業料を払っているお陰ですけど、数年前の民主党政権下では全員無料でした。しかし、自民党政権になるとあっという間に有料になったのです。

また、君が酒もタバコも禁止なのも、車の免許が取れないのも、勝手に結婚できないのも、昔の政治家が法律で決めたからです。


但し、君を規制するだけが法律の役割ではありません。

悪人やブラック企業から君を守る法律もあります。悪人を逮捕し刑務所に閉じ込めるのも法律です。

また、君のバイトの時給や休憩時間、有給休暇の有無を決める法律もありますけど、君がこの法律を知らないとブラック企業は君を奴隷の様にこき使います。無知は罪なのです!


その他、日本には数え切れない法律や条例等があり、君の1日の行動全ては法律により規定されており、君がのほほ〜んと生きていられるのは、憲法で健康で安全に暮らせる権利が君にも認められているからです。

例えば、君が北朝鮮に生まれていたら、君は16才で軍隊に徴兵されており、アイドルやネットやアニメとも無縁な生活を送っていた筈です。



そして、君が現在のほほ〜んと暮らせる根拠である法律を廃止や改良したり、新たに制定するのが政治家の仕事の一つなのです。

その政治家を決める制度が「選挙」なのです。君も二十歳になって選挙に立候補して当選すると、立派な政治家です。

君が高校でオール1だろうが、遅刻魔で女たらしのゲス人間だとしても、選挙で当選さえすれば、君は立派な政治家として同級生の数倍から十倍の年収を四年間は保証されます。

政治家とは何とステキな職業でしょうか!選挙に勝ちさえすれば特に何もする必要はありません。議会に行ってさえすれば、後は基本的に自由そのものです。寝てようが、小説読もうが、スマホゲームしようが勝手です。

しかし、税金を支払っている有権者は君の事をどう思うでしょうか?

「こいつはろくな仕事もせず、俺の何倍も給料をもらっている。それも俺からぶんどった税金からだ!ゆ、許せん!!」

…かくして君の政治家生活は永遠に幕を閉じるのです。めでたし、めでたし!


この為に「選挙」はあるのです。気に入らない政治家や君の役に立たない政党の政治家に引導を渡す為にも、君は投票に行かなければならないのです。君の支払った消費税がアホ政治家に行かない為に!

……分かったかな?