日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

亜米ちゃんの成長戦略

先日の読売新聞の社説によると、亜米ちゃんは四回目の成長戦略を発表したそうです。それで、四年後にGDPを百兆円増やして600兆円にするんだって!

なんてステキな計画なんだ!

…んっ?ちょっと待って…四回目ってことは、過去に三回あったという事だよね…それはどこに行ったのかな?前の三回が成功したから、新たな作戦を!!ってことかな?

亜米ちゃんが総理になって三年め…三本の矢の一つが成長戦略だったような…しかし、中国人観光客の増加と爆買い以外の成功例は聞いたことないね。

うーん、何なに…読売によると規制緩和が足りないみたいだね。亜米ちゃんはもっと企業の要望を聞くべきなんだって!

ほほー…時間給を止めて成績給にすれば、生産性が上がって会社がより儲かるから良いんだって!そうだね。怠け者に給料はあげたくないもんね。


しかしだ。よ〜く考えよう。GDPの6割は個人消費で、2割は国と地方の財政支出。残りが民間企業の投資と輸出の儲け分その他なんだ。

…ってことは、6割を占める個人消費を増やすのが一番ノビシロがあると思うんだけど、亜米ちゃんと読売の成長戦略は企業の儲けを増やす事しか考えていないよ!

何なに…企業というのは儲かったら給料を増やすから、増えた給料は個人消費の増加につながるって作戦ね。なるほど…

確かに、大企業の多くは過去最高の利益を上げてるけど、しかーし、全労働者の総給料はほとんど増えてないよ…変だな…亜米ちゃんは嘘つきなの?!

いいえ、亜米ちゃんは嘘つきではありません。頭が悪いだけです。給料は企業の儲けとは関係無く、労働力の需給関係で決まる仕組みを知らないおバカさんなのです!

全労働者の4割もが不正規労働者で、その半分以上が正規社員になりたいんだから、労働力の需給関係は良くなる訳はありません。

「何?給料上げろだって。イヤだね。君なんか辞めてもらって結構!明日から君の仕事はハケン社員に任せるよ。では、サイナラ!!」

大企業の労働組合もこの現実をわきまえているので、最初から高額要求を出さないのが日本の現状です。

これでは労働者の給料が上がって個人消費が増えるのは夢の夢でしかありません。なのに、亜米ちゃんったら…

例えば、健康分野で10兆円民間企業の売り上げを増やす目標を立てていますが、それを買うお金はどこにあるのかな?誰が買うの?

個人所得が増えないのに、個人消費は増えません。こんな事も分からない亜米ちゃんと読売って…おバカさん?


そもそも日本は少子高齢化で、そうでなくとも個人総所得が減って行くので、企業も国内での投資に慎重です。

そこで、過去最高に儲かっている大企業が何をしているか?というと、せっせと貯金残高を増やすだけ…なんと総額300兆円以上!

ただただお金を溜め込むだけの守銭奴に成り下がったのが日本の大企業なのです。

そして、それを手助けしてるのが、亜米ちゃんと読売なのです。死に金を増やしても、日本人は幸せにならないのに…困ったもんだ…