横浜傾斜マンション事件
隣の建物とたった2?ずれているだけで、部屋の中にビー玉を置いても転がる訳でも無く、それでも大騒ぎして基礎杭偽装までたどり着いたこのマンションの住民は、偉い!
この事件の場合は、隣の棟と接続していたので傾斜に気付きましたが、貴方のマンションはどうでしょうか?
高さ20Mで2?の傾きに気付く人は日本人に何人いるでしょう?
街を徘徊していると、隣と平行じゃ無いビルを時々見かけますけど、さて、どっちが傾いているのでしょうか?もしくは、ただの錯覚なのか?
それはそうとして、旭化成は最近10年の施工現場だけを調べていますが、あの責任者は10年前に責任者になって、その最初の現場で偽装行為を行ったのでしょうか?
だとすれば、彼は非常に大胆不敵な人物であり、尚かつ、最初の偽装が一番最初にバレたのですから運が非常に悪い人間でもあります。
果たして、こんなに運の悪い人間は存在するのでしょうか?
あり得ない!と記者は思うのですが、マスコミも国交省も11年以前については何も言いません。
何故なら、建物の瑕疵担保責任は10年間だけだからです。
だから、築10年を過ぎた建物はみんな知らん顔をされます。(一部を除く)
まあ、築11年だろうがそれ以上でも、壁の中や地下等の見えない場所の構造に瑕疵があった時は売り主に瑕疵担保責任を問える場合もありますから、諦めてはいけませんけどね。
しかし、売り主が簡単に瑕疵を認める訳も無く、地震と経年変化で押し通されます。それを突き崩すには、大変なお金と時間が必要です。
実際この手の裁判は珍しくは無く、尚かつ、大金がかかっていますからドロ沼になっています。
しかし、今回の場合は実際に工事を実施した孫請会社がたまたま大手企業の子会社であった為、売り主と元請け建設会社も全ての責任を旭化成に押し付けられそうなので、買い主に大盤振る舞いしそうな状況です。
…ってな訳で、今回の教訓です。
マンションを買う場合は、実際にどの下請け会社が基礎工事を実施したか調べましょう。
普通、下請け会社は名も無き金も無き中小企業ですから、そんなマンションの購入は見送るべきです。
何故なら、いくら大手だとしても不動産会社や建設会社の8割以上はドケチな関西人の親玉みたいな会社ですから、絶対に自分の非を認めないからです。
中国企業を嘲笑う日本人ですが、足元を見渡すと日本のブランド企業もドイツのあの会社も酷いもんです。
信じられるものは自分しかありません。
よって、家を建てるなら手作りしかありません。手作りなら何があっても仕方ありませんからね。
時間のないお父さんは、定年まで賃貸に住み、定年後は田舎に土地を買い、自分で家を建てる!…カッコイイお父さんの選択肢はこれ以外ありませんよ!