日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

カネカ育休問題の教訓

6月初め一つのツイートから始まったカネカ育休問題ですが、半月経ってだいぶ落ち着いて来ました。


一応カネカの鼻差逃切り勝ちのようですけど、SNS中心主義の学生さんにはカネカのブラック企業ぶりが蔓延しましたから、長期的にはカネカの未来は明るくありません。また、当然社員のモチベーションも下がったままですから、優秀な社員は他社から狙われる事でしょう。


しかし、現経営陣としては当面の危機脱したと安堵している事でしょう。彼らとしては10年後の事なぞ知ったことではないですからね。


この際どい勝利の最大の要因は、日頃大量のCMをテレビ流していた事です。営業から制作に圧力があった事は安易に想像できますからネ。


お陰でネットであれだけ叩かれながら、テレビではニュースやワイドショーでは大して取り上げられなかったので、多くのテレビ族である中年以降の国民には知られる事も無く収束しそうです。今後はテレビ東京にもCMを増やしていく方向でしょうから、もう大丈夫です。


しかし、ネットは怖い!今までなら会社側の圧勝で終わるケースでも、今回のように大ごとになるケースが多くなるでしょう。経営陣は勿論、末端のレベル迄ちゃんとしないと足元をすくわれるケースが多く出て来ます。過去のあなたの会社の常識はもはや世間では通用しないのです!


これは、リスク管理の問題です。カネカのようにテレビ局に常に大量の金をばら撒く体力があれば良いのですが、そうでない会社は大変です。一歩対応を間違えたら、貴方の首が飛びます!セブンイレブンはあれだけCMを流していたのに、対応の不味さから失敗した悪例ですから、気を引き締めましょう!


また、どんなに頑張っても事件は起こります。その初期対応をいかにするのか?これは経営陣の責任でもありますから、危機管理に手を抜いてはいけません。危機を危機として認識出来る能力が貴方に本当に有るのかどうか?もう一度確認しましょう!過去の認識を改めましょう!



以上が「カネカ育休問題」の教訓でした。こんな時代に経営陣になったご自分の不運を嘆いても仕方ありません。1日でも長くその椅子に座っていたいなら頑張るしかありませんから、頑張ってネ!…(*^o^*)