日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

ブラック企業に入社しよう♪(後編)

さて、お待たせしました。えっ、誰も待ってないって…そう言わないで下さい。もう書いちゃったし、こっちがこの記事の根幹だし…まあ、何を記事にするかは編集長の特権ですから、貴方がどう思おうとも……
(世界中の記者が毎日記事を書いてるのに、紙面に載るのはごく一部という事実)



第三の理由は、マスコミに非難され、お役所に睨まれて、形の上では労働者に優しい会社になったとしても、企業体質は簡単に変わるものではありません。

何故なら、今いる社員は上司にバカにされ、寝る間も惜しんで仕事をして来ました。これ以外の仕事のやり方を誰一人知らないので、変わり様がないというのが本当です。

その結果、ブラック企業の半数以上は表向きはコンプライアンス重視を装い、裏では旧態依然のモーレツ企業のままです。


これでは、こんな会社に入社しても大変なだけですけど、一つだけ良い事があります。

それは、社員が過労死やノイローゼになり自殺した時の会社の対応が一変することです。

「またしても、あのブラック企業で過労死が!」

こんな記事が世に出ると企業イメージは地に落ちます。消費者に敬遠され、取引先も減るかもしれませんから、企業としてはこれを絶対に避けなくてはなりません。


「今回は誠に不幸な結果になり申し訳ありません…」
「娘を返せ!娘人は会社に殺されたんだ!」
「まあまあ、お父さん冷静に…」
「娘を殺されて冷静でいられる親がどこにいる?これで、もう孫の顔も絶対に見られないんだぞ!」
「そうですよね。申し訳ございません。しかし、私がどんなに頭を下げても娘さんは帰って来ません。」
「そんな事は分かっとる…」
「すいません…わが社が出来る事は、残されたご遺族に慰謝料を支払う事だけです。ご理解頂けますか?」
「…で、いくらだ?」
「普通なら1億、娘さんは優秀だったので2億…」
「えっ、2億円…」
「はい…但し、ご遺族の皆さんが今回の件を裁判所に訴えず、また、マスコミにも何も言わないと約束頂けるなら…3億円支払います。」
「さささ、3億…」
「信頼できる弁護士さんに一度確認して下さい。娘さん最後の親孝行としては不足かもしれませんけど…」


あの広告代理店もこれくらいやっていたら…ケチったんでしょうね。…けど、もう大丈夫!今回充分に学習しましたから♪お金で信用を買ったと思えば安いもんですから♪

ほらっ、すんごい親孝行が出来るんですから、ブラック企業に入るのもアリかな?と思うでしょう!

但し、金のない小さいブラック企業には、こんな制度はありませんから、ご注意下さいね!

目指せ、ブラック大企業!

まあ、ブラック企業だけがブラックって訳じゃありませんから…どこの会社に行こうとも、変な上司とイヤな先輩は存在しますから…だからこそ、どこの飲み屋もサラリーマンとOLの愚痴で充満しています!これが日本の現実です!