日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

怪しい国際結婚の結幕

さて、1ヶ月ぶりの続編ですが、色々あって無料婚活サイトで中国人女性と知り合った安保さんですが、二度目の訪中で彼女とめでたく結婚する事になりました。

まあ、最初の訪中で「中国では婚前交渉が禁止されているから」と言われて手しか握れなかった事件や交際中も彼女が婚活サイトに登録したままだった事件等あり、彼の知人からは「怪しい!止めた方がいいぞ!」とさんざん言われたにも関わらず、安保さんはこの最後の恋に一直線につき進んだのでした。

「こんな俺だが、君と結婚したいんだ!必ず幸せにするから日本に来てくれないか?」
「…いいわ…けど、一つだけ条件があるの…」
「何だい?条件というのは…」
「知っての通り私の実家はとても貧乏なの。だから、日本に行ったら私働きたいの…貴方に迷惑かけたくないし、第一自分の両親の面倒は自分の働いたお金でしたいの…」
「何だ…そんな事か…そんな事なら問題ない。君がそうしたいなら働いたらいいさ。しかし、君は本当に親思いなんだね…」
「ありがとう。それを聞いて安心したわ…私あなたと結婚するわ」
「本当かい…やったぁ!」



そして、二人はまず中国の役所に婚姻届けを出し、日本で甘い結婚生活を始めたのでした。

「ねえ、あなた…私そろそろ働きたいわ…」
「働きたいと言ったって、お前は日本語も分からないし…どこも雇ってくれないよ…」
「大丈夫。知り合いが我孫子で中華料理店やっていて、手伝ってくれないかって言ってるの…」
「えっ?我孫子に…ずいぶん遠いね…で、何時から何時まで…」
「10時から12時まで…」
「えっ?たった2時間…」
「違うわ…午前10時から夜12時まで…でも、午後2時から6時までは休憩…1万円もくれるのよ…」
「しかし、我孫子じゃ通勤が…夜帰ってこられるかい…」
「知らないけど大丈夫よ…第一、働ける場所はここしかないの…お願い!」
「うーん…」
「早く両親に仕送りしたいの…私は日本で働く約束で結婚したの。忘れたの?」
「仕方ないな…」
「ありがとう!貴方、愛しているわ!」
「でへへ…(^^ゞ…」


しかし、勤務初日の夜、彼女は帰って来なかった。
「仕事終わって駅行ったら電車終わってたの…今日はお店に泊まるから…明日は早めに仕事終わって帰るから待っててね…」

そして、次の日…
「あなた、大変!」
「ど、どうした?」
「バイトの女の子が交通事故にあって…だから、今日は早く帰れないわ…ごめんなさい…」
「そうか…それは仕方ないな…いつ帰ってこれる?」
「女の子は入院したから…でも、土日は休みだから、土曜日には必ず帰るわ!」
「えっ!?…」


そして、1ヶ月…
彼女は週末だけ帰ってくる生活が続き、安保さんが文句を言うと、日曜日しか家に帰って来なくなり…。

「怪しい!」さすがに安保さんもそう思い、次の月曜日、彼は会社を休み彼女の後を付いていく事にしたのです。

「おいおい、何で赤羽で降りるんだ…何だ?ここは歓楽街じゃないか…あっ、ビルに入った…何だ、この怪しい看板は?…ま、マッサージ?…男性専門?…なんじゃこりゃ?…」

ハイ、そうです。彼女は風俗店に勤務していたのです。彼女が何をしていたかまでは言いますまい…

えっ?二人は別れたのかって?…イエイエ、彼女は月に一度は彼の家に帰って来ます。二人は夫婦で一緒に住んでいないと、品川埠頭から怖いお兄さんが彼女を誘拐に来ますからね…。


これが怪しい国際結婚の実態です。

そうそう、それ以来安保さんは大変です。彼女が仕事を辞めるか、離婚するしかないのですが、彼女は話し合いに全く応じてくれません。

警察や弁護士、入国管理事務所にも相談に行きましたが、ラチがあきません。もう気が狂いそうです!


独身中高年男は、気を付けましょう!…というお話でした。