日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

怪しい国際結婚の悲劇

がっちりした体型にえらの張った四角い頭が乗ったこの初老の男が今回の主人公・安保さん(仮名)です。

黒ブチメガネに極端に広いオデコ。脂ぎった顔と両耳の後ろをつなぐ不自然に黒い頭髪…

顔だけ見れば冴えないおじいさんですが、身に付けている腕時計が彼の裕福さを物語っています。

しかし、その疲れきった表情と背を丸め首をうなだれた姿を見る限り、彼は先週破産して最後の一張羅を着た浮浪者にしか思えません。

では、何故安保さんはこんなにやつれてしまったのでしょうか?

まあ、標題にある通り「怪しい国際結婚」が原因であると予想はつくでしょうが、彼はどんな罠に引っ掛かったのでしょうか?

実は、この安保さん、近所では「ドケチ」で有名でした。ともかくケチに徹して、彼は小金持ちに登りつめたのです。

ですから、お金の掛かるデートなどはした事は無く、もちろん結婚もした事はありません。

「金喰い虫の女なんか必要無い!俺の恋人は貯金通帳だ!」これが彼の口癖でした。

しかし、最近彼は寂しさを感じる様になったのです。お金はあるけど、全く幸せでないと気付いたのです。

そこで彼は婚活をする事にしました。

しかし、デートもした事が無いドケチじいさんがいきなり結婚相手を探そうと思っても、それは無理なお話です。

すぐに自分一人ではどうにもならないと理解した彼ですが、相談する友人も無く途方にくれておりました。

「仕方ない…結婚相談所に行くか…しかし、いくらかかるんだ?…そうだ、まず電話で確認しよう!」

「えっ、そんなにするの…何っ、業界最安値だって…本気ですけど…そうですか…また電話します…」

そんな時です。電車に乗っている安保さんに悪魔がささやいたのです。
「ほらっ、これこれ。ちょっと歳だけどキレイだろ…」
「えっ、中国人じゃないですか…」
「バ〜カ、お前、自分の顔と年齢を考えろ。日本の女にことごとく振られたお前に、唯一残されたパラダイスがこのサイトだ…」
「しかし、俺中国語出来ないし…」
「あはは、心配無用!このサイトには中国語翻訳ソフトも付いている。ほら、こうしてあうして、これを押せば……そして何より全部無料なんだから…」
「!?…無料…」

こうして彼は無料の婚活サイトに出会ったのです。

…で、半年後、彼は40才の中国人女性と結婚しました…とさ。
めでたし、めでたし!



あはは、時間が無いので、今日はこれまで!

さて、安保さんの悲劇の内容が明かされる時は訪れるのか?

それは、あなた次第…?