日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

204×

このお話は、西暦204×年の出来事である…。

「ボクがこの椅子に座れたのは君のお陰だよ、アズミンさん」
「しかし、本当に総理になるなんて…やっぱり血統でしょうね」
「ボクが日本を立て直します。じっちゃんの名にかけて!…っていうのは確かに受けていたね。ウイッシュッ!」
「確かに!しかし、私のアナウンサー仕込みの話術も受けていましたよ」
「確かにぃ〜!アズミンは昔から人気があったからね。しかし、この二人が政界に出て、たった十年でトップに立つとは…天国のさんまさんも」
「さんまさんは死んでいません!昨日もテレビに出ていました!吉本の会長なのに…ただの出たがりですね」
「あはは…あっ、笑っている場合じゃないぞ。明日はフィリピンのノノムラ大統領が緊急来日するけど、やっぱり例の件かな?」
「多分そうです。昔、大統領が日本で県会議員だった頃の号泣会見映像を抹消してくれ!…と泣き付きに来るに違いありません!」
「えっ?ノノムラ大統領って、あの嘘泣き県会議員だったの?」
「ええ〜っ?知らなかったんですか?…あの後彼は裁判で執行猶予中に行方不明になったと噂になったんですが、何時の間にかフィリピン人と結婚してフィリピン国籍を取り、日系熱血政治家として有名になったと思ったら、この前の大統領選挙に泡沫候補者として立候補したのに、何故か当選した波乱万丈の新大統領です!」
「それはスゴイね。僕たち以上に大変身した人間がいるとは、やはり世界は広いね…と感心してる場合じゃないぞ。多分大統領は中国人海賊がフィリピンを荒らし回り、無人島を基地化している事に対して、何らかの援助を求めて来るんじゃないかな?」
「そうですね、この前はフィリピン軍がコテンパンにやられたみたいですね」
「フィリピンに駐留している米軍は助けてくれないの?」
「それが海賊の後ろの中国人民解放軍を気にして、逃げ回っているそうです…」
「海賊は人民解放軍の別動隊って噂もあるし、第一、中国は世界一の軍事大国だからな…米軍だって逃げ腰になるよね。」
「…で、日本に何の用だろうか?米軍も逃げ回る海賊に日本軍は歯も立たないと思うけど…」
「まあ、会えば判るでしょ。ここで余計な心配してもムダです!」
「そりゃそうだ!…じゃ明日…」
「了解!」


そして、運命の日本フィリピン首脳会談が……続く……