日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

袴田事件について

袴田死刑囚の再審開始と事実上の無罪判決が出て、袴田さんはほぼ半世紀ぶりに釈放されました。


警察と検察、そして、過去の裁判官が如何に酷いかが、適当かが、またしても明らかになりましたが、日本の司法制度は国連の人権委員会からも度々非難されていましたから、驚いてはいけません。

このままでは、次に逮捕され、死刑囚になるのは貴方かもしれませんからね。

例えば、殺人現場に貴方の髪の毛やタバコの吸殻が落ちていたら、DNA鑑定で貴方は有力な容疑者になり、犯行時刻にアリバイがないと……

考えてもみて下さい。日本最難関の司法試験を受かった検察官相手に、誤認逮捕された貴方の頭脳が対抗出来ると思いますか?…無理ですね。


これを防ぐには、取調べの可視化しかないのですが、司法当局は頑強に拒否しています。何故でしょうか?



それはそうと、日本の裁判制度は同じ事件を3回も、それも違う複数の裁判官が審査して、間違って無罪の人を罪人にしないよう民主的に出来ています。

その上、裁判官は日本最高級の頭脳の持ち主であることはもちろん、頭の悪い被告人にも裁判官と同じ司法試験に受かった弁護士が付いて応援してくれます。何と公平な制度でしょう。


ここまでして、最高裁で死刑が確定したって事は、被告人は間違いなく凶悪犯です。こんな奴は早急に絞首台に送ってやりましょう。そうする事が被害者とその遺族の願いでもあるのですから。


ところが、日本には常時百人以上の死刑囚が待機しています。そして、その中には袴田さんのように長期間独房で待たされ続けたり、死刑執行前に病気や老衰で亡くなる死刑囚も結構います。

裁判官が心血を注ぎ苦汁の選択をして死刑判決を出したのに、その努力が数十年もほったらかしってのは、おかしな話ですね。



しかし、これには訳があります。

最終的に死刑を執行するには、法務大臣のハンコが必要になるのですが、法務大臣だって人の子です。間違っても無実の人を殺すのだけは嫌だと考えています。

過去の例からも分かる通り、頭の良い裁判官も度々判断ミスをする事を知っていますから、ハンコを押すのに慎重になるのは仕方ありません。

最高裁の裁判官は貴方も国民審査で承諾して選ばれた優秀な裁判官なのに、法務大臣は彼らを信用していないのです。

これは問題です。法を造り、法を守るべき内閣の要が、日本の司法制度と法律を軽視しているのですから。

法務大臣がこんな弱腰だから、小賢しい死刑囚は今日も再審請求を出すのです。そして、彼は今日も生き延びます。

これが日本の正義の現実なのです。司法当局が冤罪を生み出し続けた悪影響なのです。


だからこそ「取調べの可視化」が必要なのですけどねぇ〜……