日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

原発事故賠償裁判の闘い方(前編)

先日、横浜の裁判所で一つの判決が出ました。

原告は福島原発の被災者で神奈川県に避難している人々。被告は国と東京電力で、原告の主張は「原発事故のせいで、自分達は故郷を離れざるを得ず苦労しているのに東電は何の補償もしてくれない!裁判長様、助けて下さい!」ってな感じです。

これに対し国と東電は「事故の最大の要因は想定外の津波であり天災です。こんな巨大津波は誰一人想像出来なかったので、我々には罪はありません!」と涙ながらに話し続けて「裁判長。我々は避難区域中の人々はちゃんと救済しています。区域外の勝手に逃げている人間の面倒までみる必要はありません!」と原告団をにらみつけたのでした…。


そして、裁判所の下した判断は……
地震津波も天災だから仕方ない。日本一難関の司法試験を合格した日本最高の頭脳集団である我々裁判官ですら、まさかこんな巨大地震津波が来るとは思いもよらず、ましてや津波原発事故が起きるなんて想像だにしなかった。」

ここで裁判官は被告団に眼を向けて…「…っていう事は、裁判官より頭の悪い霞ヶ関の住民やただの上場企業の社員に今回の事故を予見する事は絶対に不可能なので、被告に責任を負わすのは忍びがたい。よって、原告の請求を却下する!」



…以上は記者の想像の産物ですが、我々日本しんがり新聞社は常に弱者の味方であります。


そこで、原告団に高裁での戦い方を一つ伝授します。


まず、国と東電はバカなので同じ主張を繰り返して来ます。よって、この事故が想定外な天災に最大の原因があったという国側の論理を突き崩す必要があります。

但し、裁判官は国から給料をもらっている立場なので基本的に国の味方です。過去の原爆や公害の裁判をみれば分かりますね。だから、事故発生当時に少数派の主張していた学説等では、裁判官の心を動かせません。


よって、より根本的な論理で戦う必要があります。


「裁判官。裁判官は日本最難関の司法試験を受かった天才なのに、何故同じ裁判を3回も繰り返すのですか?」
「まあ、それは天才の裁判官もミスをする可能性があるから念には念を入れているからだよ。」
「という事は、どんな優秀な人間でもミスを犯す可能性がある事実を憲法も認めているんですね!」
「…まあ、そうかもね…」
「では、人間が作った物で永遠に壊れない物はありますか?」
「形ある物は必ず壊れるってのが宇宙の真理だから、そんな物は無いな。人が作った物はもちろん、神の造ったこの大地、例えば富士山ですら崩れさる運命だし…」
「裁判官。異議あり!本件とは全く関係無い質問です!」
「あはは、では違う質問を東電さんにしましょう。何故、原発は東北や北陸に造ったのですか?」

★★★次回へ続く…かも★★★