だから共産党は嫌われる!?
世の中は色んな問題が同時進行しています。だからこそ、その問題の重要度と緊急性を判断するのが政治家のお仕事になるのです。
寄付金をくれる企業を優遇したり、選挙に勝つために権限も無いのに「500億円出します!」と言ったのに、選挙に負けたら案の定白紙!……ってな公職選挙法違反まがいの発言をするのは、政治家ではありません。
だからこそ、記者はそんな金権体質とは無縁な共産党候補者に時々投票するのですが……
ご存知の様に、都知事選で共産党は社民党と共に宇都宮候補を応援していますが、彼はどっかの出たがり空回り候補者と違い立派な候補者だと思いますが、今回の都知事選の争点は何なのか?…共産党は全く理解していません!
原発事故から間もなく3年…やっと国民は原発に対し選挙で是非を問える機会を得ました。
その大事な選挙で、こともあろうか共産党は「党勢拡大」を第一に掲げ選挙を戦っています。
世論調査を待つまでもなく宇都宮君は3位争いを繰り広げていますから、共産党の党勢拡大にはちょうど良いのですが、共産党は原発に対し本当はどう考えているのでしょうか?
「脱原発」と「共産党の党勢拡大」では、どっちが日本において重要な問題と認識しているのでしょうか?
もう一人の脱原発候補者であるお殿様に対するネガティブキャンペーンを繰り広げる共産党の答えは聞くまでもありません。
「共産党党員の皆さん、本当にこれで良いのですか?脱原発のチャンスを共産党が潰して満足ですか?」
しかし、共産党中央本部が一度決定した愚行に末端党員が逆らえる訳なぞございません。
ここが共産党の限界であり、器の小ささであり、記者も本心から共産党を応援出来ない理由なのです。
しかしであります。冷静に考えましょう。
ご存知の様にお殿様は高齢でおられ、脱原発の一念だけで立候補なさいました。
同じく高齢の石原元都知事は、週の半分しか都庁に来られず、実質的には先日辞任した彼が都知事の仕事を代行していた、と聞きました。
ならば、脱原発政策はお殿様に任せて、その他のお仕事は副知事の宇都宮君がする!って案は如何でしょうか?
これなら、共産党も都議会与党として活躍出来ると思うのですが……
共産党が全てのチャンスを捨てても、党勢拡大に走るんなら、それはそれで偉いのでしょうが、記者は選挙後に叫ぶでしょう。
「共産党は日頃偉そうな事を言ってるけど、本当は日本国民の幸福より自分の幸せを願い、原発促進派を助ける一人よがりな正義の味方だったんだね……残念!」…と。
(貴方の知人にウザイ共産党員がいたら、聞いてみて下さい。楽しめるかもしれません!)