日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

名護市長選と都知事選

名護市長選挙の結果は、基地建設反対派現職の勝利となりました。

当選した候補者は「基地建設に関わる全ての申請は許可しない」と強気ですが、これで基地建設を完全に止める事は不可能です。

市長の権限は限られていますから、時間と余計なお金はかかりますが、市長の権限外で工事を進められるとどうしようもありません。

それでも、今回の市長選の争点は「基地建設の是非」でした。

そして、建設反対派が勝った事で政府は大慌てです。


同じ構図が都知事選でも見られます。

都知事にたいした権限も無いのに「脱原発」を争点にした選挙が行われようとしていますが、名護市民と同じ様に東京都民は直接的又は間接的に「原発事故の被害者」になる可能性があるのですから、自民党が主張する「脱原発の争点化は都知事選に馴染まない!」という話はデタラメです。

実際、福島原発事故では一時東京の飲料水が汚染されましたし、事故の規模と風向きによっては直接的な被害が起きる可能性は十分にあります。

また、間接的な被害で言えば、東京都民の過半数以上は田舎者かその子孫ですから、その故郷の近くの原発が事故を起こした場合、精神的にも金銭的にも被害が及ばないとも限りません。

事実、記者の知人にも福島出身者がいましたが、いろいろ苦労しておりました。


…てな訳で、自民党公明党、そして、一部マスコミが主張している「脱原発は知事選に馴染まない!」運動は、インチキであり想像力の乏しい輩の陰謀である事を忘れないで下さい。


電気料金を人質に取ったやり方は卑怯としか言えませんし、商社の言い値で燃料を買っている電力会社の無策をとがめない政府のやり方と電気料金の仕組み……問題は別のところにあります。