日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

冤罪事件に巻き込まれない方法

先月配信した「湖東記念病院事件」は結果的に冤罪だったので、記者は最後に「最高裁は何故たった12年で逆転判決を出したのか?」と記しましたが、最高裁がその回答を熊本の殺人事件再審判決で示してくれました。


それによると…裁判員制度の恩恵らしいのです。


…とかく時間ばかりかかり10年20年が当たり前の裁判を、日頃仕事に忙しい一般国民を巻き込む事によって「こんな悠長に裁判をやっていたら、国民に迷惑かける!」って訳で、裁判前に裁判官・検察官・弁護士が集まり事件の争点を事前に明確化して、裁判ではその争点を中心に審査するので、大幅な時間短縮ができるって作戦です。


以前は、検察官が証拠を小出しにしていたので、弁護士はその度に新たな反証の準備に追われて時間が必要でしたが、この事前審査では検察官が最初から全ての証拠を提出する必要があります。分かりやすく言うと「後出しジャンケン禁止法」です!


しかし、今回の熊本の事件は裁判員制度以前の裁判だったので、弁護士が検察側に「全ての証拠を出せ!」と開示請求をした所、当時の裁判で明かされなかった新証拠が次々と…自供した凶器と被害者の傷口が違ったり、燃やしたはずのTシャツが出てきたり…


当時の検察側が自分に都合の悪い証拠を隠匿して、自供を最大の証拠として裁判を行ない、そして、裁判官もそれを盲信して裁判が行われた事実が明らかになったのでした。


「なんだ、情報公開が進んだ結果じゃないか!」と思ってはいけません。ただの情報公開法に基づく弁護士による請求なら、検察側はここまで証拠を出さなかったでしょう。裁判員制度により裁判所も巻き込んだ請求なので、検察側は従わざる得なかったのです。


警察検察側の自供第一主義とそれを追従してきた裁判所…これが日本の司法制度の実態なのです。今回は裁判員制度が適用される殺人事件でしたから真相が明らかになりましたけど、それ以外の事件はどうなのでしょうか?


容疑者が死刑になったり人生を棒に振る可能性があり、一番慎重に捜査されなければならない殺人事件ですらこうなのですから、時間も無く功を焦る警察が他の事件でも自供第一主義なのは容易に想像できます。


また、裁判を多数抱えた裁判官もそれを追従黙認していたのなら?「疑わしきは被告の有利に」という裁判制度の根幹を忘れ、検察側の主張を盲信して判決の数をこなすだけの裁判官…彼らの正義はいったい何処に行ったのでしょうか?



日本における刑事裁判の有罪率99%はこうして生まれるのです。警察に睨まれたらアウトです。起訴されたらゲームセットなのが、日本の刑事裁判です。


公正な裁判など存在しません。「真面目な警察が地道に捜査し、優秀な検察が勝てると踏んだから裁判になった。考えるまでも無い。この犯人は間違いなく有罪だ!」と頭から信じる裁判官に何を言っても無駄なのです。だからこその有罪率99%!



全く見に覚えがなくても、どっかの容疑者が司法取引であなたの名前を出したら最後です。「去年の6月15日午前2時に、お前は何処で何をしていた?」この問いにちゃんと答えられないとあなたの人生は終わるかもしれませんよ!


よって、良い子の皆んなは自衛しなければなりません。

(1)スーパーやコンビニの領収書のは、捨てないで保管しよう。

(2)スイカパスモは、定期的に利用明細を印刷して残しておこう。

(3)パソコンやスマホの使用履歴は絶対に消さないようにしよう。

(4)単身者は自宅に一人の時間はアリバイが無いので、早く結婚しよう。

(5)結婚がイヤなら、自宅の各所に監視カメラを付けて自分を録画して残そう。

(6)外出して一人の場合は、1時間ごとにスマホで自撮りしてSNSにアップしよう。


まぁ、これだけやれば大丈夫❗️上記の記録を5年分持っていれば、あの日本警察もお手上げです!

よかったですネ…(^.^)








そして、もう一つの事件。殺人事件の犯人の保釈請求が認められる!