日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

TPPの嘘

世界中が関税引き下げ競争をしている現状を考えると、日本がTPPに参加しないリスクは非常に高いように思われますが、それは本当でしょうか?


しかし、よーく考えて下さい。

経済界や御用学者様は、「日本は輸出で成り立っている!」と仰いますが、日本のGDPは約500兆円の中で輸出の貢献度はたった1割に過ぎません。

残り9割の内、3分の2は個人消費で、その他が企業の設備投資等と公共投資ですから、TPPは大騒ぎする程の問題じゃないのかもしれません。


さて、アメリカさんは「TPPによって数十万人の雇用が増える!」と言っていますが、半分以上は日本が貢献するものと考えられます。

しかし、人一人雇用する為には、企業は年間1千万円の売上高が必要です。…って事は、10万人を雇用する為には、1兆円の売上高が必要っていう計算ですが、アメリカさんはこの売上高の数倍を日本国内で達成する皮算用です。日本企業と農家は大変ですね。


対して、日本政府は「TPPに参加すると雇用が増える!」は言ってくれません。「日本農家が全滅する!」としか聞こえて来ません。変なお話ですね。これって不平等条約みたいなものなのでしょうか?疑問です!

まあ、内容は今後の交渉次第ですから、アメリカさんも勝手な事を言っているだけさもしれません。しかし、問題は日本の外交交渉の下手クソさであります。既に、アメリカさんペースなのに、これに飛び込めば夏の虫なのは必至です!

ほらっ、日米地位協定の改定にしても、アメリカさんが裁判したら無罪だろうと何だろうと日本はもう文句も言えないのです。アメリカさんが裁判しない時だけ日本が裁判出来るって、日本はまだアメリカさんの占領下にあるのでしょうか?日本外交って何なのでしょうか?



政府や大企業はTPPに最初から参加しなければならない様な態度ですが、TPPの内容を確認してから参加してはいけないのでしょうか?確かに、それでは1年間程輸出産業は大変なのでしょうが、輸出企業は長期に渡る大幅な円高にも対応出来たのですから、頑張れる筈です!


日本の外交下手は、もしくは、日本外交官のアメリカさんに対する忠犬ぶりを考えると急いでも何の得にもなりません。

ここは、アメリカさんがTPPで何をしたいのか?確認してから動いた方が賢い選択です。まあ、アメリカさんは大いに怒り後から参加する事を認めないかもしれませんが、その場合は日本は中国と組むまでです!それだけの話です。


最初から選択肢を一つに絞るのは、まともな外交とは呼べません!本紙は間違ってますか?