今後の円相場
一月ちょっと前に本紙は「来年前半に円は1ドル90円になるので、早急にFXをやろう!」と書きましたが、この予言はたった一月で達成してしまいました。
値幅は4円ちょっとしか取れませんでしたが、投資額によっては大儲けできたはずです。おめでとうございます。
しかし、今年はまだ11カ月もあります。FX好きな読者がいないとは限りません。よって、今後の円相場を占ってみましょう。
世間では。この円安をあべちゃんお陰と言っていますが、世界はあべちゃんなんて知りません。
あくまでも白川総裁が退任し、日銀の政策変更の可能性が高いので円安になったのです。それほど白川君は変人であり、彼の後継者でさえ彼の政策を引き継ぐとは思えない!と世界は考えています。
一方、アメリカのオバマ君はドル安政策による輸出二倍作戦を止めてはいません。ですから、円安傾向がずっと続くとは思えません。
アメリカの基本政策は、ドル安とTPPによって日本経済を食い物にする事ですから、あべちゃんがオバマ君と会ったが最後です。
あべちゃんは外交デビューをアメリカで飾りたかったのに、断られました。アメリカの焦らし作戦ですが、あべちゃんは気付いているのでしょうか?
あべちゃんのお土産として、アメリカはTPP参加と円高政策しか受け取りませんので、会わない方が良いのですが…。
アメリカが1ドル100円を容認するはずはありません。相場は行きすぎる事がありますが、95円台でアメリカは警告を発する可能性が高く、実質90円前後での安定を狙っている!と思えます。これなら日本企業もギリギリ生き残れますから、現実的な数字です。
よって、95円台はあるかもしれません。しかし、そこが天井です。アメリカはドル安を望んでいます。95円で逆張りが面白いかも…。
どっちにしても、円相場はアメリカ政府次第です。この円安をどこまで耐えるのか?これを見間違えると大変な事になりますから、ご注意下さい。