日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

B型肝炎訴訟の解決策

B型肝炎訴訟については、最近ニュース等でご存知の方も多いと思いますが、断片的な報道が多いみたいですから、まずは「おさらい」から。


B型肝炎は主にウイルスが血液をとおして感染するのですが、母子間の母子感染、輸血、刺青、注射器の使いまわし等で感染し、最悪肝臓ガン等の肝臓病になりますが、9割近くの人は発病することはありません。

この内、注射器の使い回しが今回の訴訟の対象で、注射器の使いまわしは先進国では戦前からその危険性が認識されており、日本でも国は昭和23年頃にはその事実を認識していたにも拘らず放置し、また、日本では幼児期の予防接種が義務付けられていた為に推定100万人のB型肝炎ウイルス保持者を生じさました。

注射器の使い回しが禁止された昭和50年以降生まれの患者は極端に少ないのですが、逆に云うと、それ以前に生まれた35歳以上の方は自覚症状が無くとも全員がウイルス保持の可能性があります。別の言い方をすると、肝臓に時限爆弾を抱えているということになります。

尚、国のこの病気に対する責任は最高裁でも2006年に認められたのですが、国は患者に対し何もしてこなかったので、今回の訴訟が起されたのですが・・・・。



よって、この訴訟は最初から国に勝ち目が無かったのですが、問題は被害対象者の多さにあります。国の機関でも最高150万人の保持者(キャリア患者)がいると発表されています(正確な数は誰も知らない!)から、また財務省は最大8兆円が必要と言ってるようですから、この問題解決の最大の問題は「財政難で国にお金が無い」ことに尽きます。

国としては、責任は認めるが無い袖は振れないので、患者数の絞込みに必死です。①母子感染でないことを証明しろ(母親が肝炎患者でない証明書を出せ!)②予防接種を受けた証拠を出せ(母子手帳を提出しろ!)と国は主張しています。

オイオイ!母親死んだ人はどうすればいいんだ!?そんな昔の母子手帳持ってる人は少ないぞ!だって、強制接種だったのに・・・・・と訴訟団は訴えますが、国には聞こえません。


あーん、お金さえあれば、参院選前に大盤振る舞いをして民主党に投票させるのに・・・・100万票が目の前に転がっているのに・・・・あー、お金さえあれば・・・・(TT)


尚、昨日のニュースステーションでは触れられておりませんでしたが「献血」をしますと「B型肝炎」かどうか日赤が教えてくれます。そして「2度と献血するなよ!」と脅されます・・・・・(TT)

よって、35歳以上の献血未経験者は、さっさと「献血」に行きましょう!!

あなたも「B型肝炎キャリア」かもしれませんし、上手くいくと国からお金が貰えるかも知れませんが、そのお金があなたの生きている間に振り込まれるかどうかは当分未定です・・・・・(^^;)

水俣病訴訟・原爆訴訟を見るまでも無く、国は時間をかけることにより、被害者が減って賠償金が少なくなることを第1に考える傾向がありますから・・・・(@@)



しかし、沖縄基地問題といい、今回のB型肝炎訴訟といい、民主党政権は地元及び患者側にいったんは希望を持たせますが、結局は何もしない・何もできない・・・・。

うーん、これは自民党政権を50年間も続かせた日本国民の問題です。政権交代がないから弱者は切り捨てられる。政権交代が頻繁なら、政治も弱者に目を向ける必要が生じる。・・・・このツケを一挙に民主党に解決させるのは可哀想ですが、金がないのなら一挙に一時金で解決するのではなく、発病した患者の治療費の国の負担はもちろんですが、キャリアについては年2回の健康診断の他は20年分割払いとか、死亡した人も年齢による差別をつけるとか、色々方法はあると思うのですが・・・・・。



あらあら、解決策と言いながら愚痴を言いすぎました。それでは、本紙が提案する「B型肝炎訴訟」の「解決策」を発表します。

国は、国民の生命と財産を守る義務を負ってる筈なのですが、今の政府・官僚組織は己の懐具合の心配が一番のようで、まるで他人事です・・・・・。

そこで提案です。国会議員と霞ヶ関の官僚全員は「献血」をして自分がB型肝炎キャリアかどうか?発表させましょう。なんと35歳以上の1.7%前後がキャリアだ(日赤の献血結果)そうですから、結構な人数になる筈です。


そうです。自分や仲間がB型肝炎と分かれば、彼らも目が覚めたように問題解決に突っ走る!と本紙は信じておりますから。だって、日本の国会議員(一部スポーツ選手を除く)と官僚といえば、日本を代表する頭の良い人なんですから・・・・・(^^;)


(5月19日追記)
上記は、以前民主党の議員がガンに侵され「ガン基本法」が早期成立した例にならった記事でした。身内がそうだと意外と頑張る国会議員先生達・・・・いつもそうであって欲しいとの願いを込めて!