日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

若者に車を売る方法

日本では今、自動車が売れていないようです。バブル期の半分しか売れないのですから、そう言われても仕方がありません。まあ、自動車業界としては、エコポイントと派遣切りと元気な中国・インドのお陰で赤字は脱却しつつありますがが、肝心の日本で車が売れなくては、中国が不況になった時大いに心配であります。なにせ自動車業界は日本の基幹産業でありますから・・・・。

特に問題になっているのは、若者の自動車離れであります。かつて日本では「スーパーカーブーム」なるものがあり、男の子は自動車が大好きだったのに、そして、若者の夢は自動車の購入だった筈なのに、いったいどうしてしまったのでしょう?


まず考えられるのは、経済不況であります。正社員になれない若者に車を買う余裕なぞある筈はありません。維持費も高い。ガソリン代も高騰している。2年に1度の更新手続きも高価です。全く自動車は金喰い虫です。車が必要ならレンタカーという手もありますし、無理に購入する必要は感じられません・・・・。

しかしです。考えてもみてください。車は昔から高かったのです。若者の給料は昔も今も安いですし、昔からレンタカーはあったのに、それでも若者は車を欲しいと切に願っていたのです。ですから、経済的理由が若者の車離れと関係が深いとは思われません。


それでは、真の原因は何なのでしょうか?
それは、ズバリ少子化です。
男の子は、親離れする為に「力」が必要でした。親離れは、自然界が与えた本能なのですが、一人前の男になる為には、自他共に認める「力」が必要なのです。その「力」が備わった時こそ、男の子は男になれるのです。その「力」の象徴が自動車になったのは戦後間もなくのことです。

しかし、少子化の今、母親は一人息子の親離れを認めません。バブル崩壊から20年。恋愛期間あれほど輝いていた夫は、すぐに化けの皮が剥がれます。給料は減り、リストラに怯えている姿は見る影もありません。「もーっ!この男はもう駄目だわ。こうなったら息子に夢を託すしか・・・・。」これはある意味必然的なことです。

据え膳上げ膳全て母親がやってくれるのですから、そして「あんな大人になっちゃ駄目よ!」と父親の存在を否定され続けるのですから、一人息子は「王様」です。但し、母親である「女王様」が絶対権力を握っておりますから、彼に反抗は許されません。従順でいる限り、この世は彼の天国なのです。

こうして、俗に云う「草食系男子」が出来上がります。彼の辞書に「反抗」や「自立」という言葉はありませんから、当然あるべき親離れ、否、母親離れは出来ません。ですから、必然的に己の「力」も必要ありませんから、彼の頭に自動車の購入なぞ思い浮かぶ隙なぞありません。


ハイ!自動車業界の敵は「少子化」と「母親」にあったのです。原因が分かったのですから、その対策は簡単ですね。本紙がワザワザ書くまでもありません。
頑張ってください!!・・・・(^^)