日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

猫🐱でも分かる「政治」のお話

残念な事に現在の若者は「政治」を知らなすぎる。「民主主義」とは何なのか理解していない!(T-T)

その原因は日本の教育にあるのだから、記者は君達を非難はしない。受験でどうでもよい年号や人の名前・事件の名称などを覚える事に集中して「政治」の本質をちゃんと習っていないのだから仕方がない!「議会制民主主義」の意味を知らないのだからどうしようもない!(T-T)

そんな君達に「政治」と「民主主義」を猫🐱でも分かるように教えたいと思う(@_@)

【1】政治の歴史
「政治」とはなんぞや?
それは人類の歴史と大いに関連している。

縄文時代…人類は狩をしたり、魚を捕ったり、果物を採取して家族等小さな集団で生活していた。ここに政治は関係ない!経験豊富な長老がその集団を導けば事足りていた!

弥生時代の始まり…狩猟生活は安定感に欠けていた。気候や天災に左右され過ぎた。そこで人類は穀物の栽培をしてもっと安定した生活を送ろうと考えた。しかし、穀物を収穫しそれを1年持たせる為には広大な土地が必要であり、また、穀物を育てるには適した時期があり、それを守るには多人数で一気にその作業をする必要があった。だから集団はより大きくなった!(^-^)…そして、集団が大きくなると色んな考えの人が集まり、それを統括する必要が生じた。これが「政治」の始まりである。当初はその集団全員の意見を聞いていたが、集団が大きくなると代表者を選んで「政治」(村の決め事・トラブルの対処等)を行なっていた。

弥生時代初期…そんな村に台風が襲った!(T-T)苦労して育てた米は収穫直前に全滅した!もう村に食べ物は少ない!さて、どうする?

誰かが言った。「隣の村は台風の被害が少なかったそうだ!米をもらいに行こう!」「くれる訳なかろう!こうなったら力づくで奪うまでだ!」「そうだ!このままなら皆死ぬだけだ!生きる為には仕方ない!」「おーっ!」
急襲された相手はひとたまりもなかった!

そして、こんな事はあちこちで起こり、強い集団は米と奴隷を手に入れ集団は益々巨大化し豪族となった!そして、こんな事は日本各地で起こっていた。また、この段階では軍事的才能に恵まれた者がその地域を治めた。

農耕で安定的に豊かになる為には広い耕作地と人手が必要であり、それは容易にする為には他の集落を襲う事は一番安易で有効な手段だったので、有能な統治者はそれを実行した。

④その頃の朝鮮半島…日本から遠く離れた朝鮮半島も似たような状況だったが、一つだけ違いがあった。隣に先進国の中国があったのだ。最新の科学技術で武装した中国のある一団が朝鮮半島を我が物にしようと押し寄せて来たのだ!
最新の鉄製武器を使う中国軍に青銅器武器の朝鮮軍は敗走を続け、遂に半島南岸に追い詰められた!

「うーむ、これまでか?かくなる上は最後の決戦を挑み我が民族の意地を示すまで!皆の者、行くぞ!」「ちょっと待って王様!この海の向こうには結構大きな島があるそうです!そこには辺境の民が住んでいるようですけど、まだ石器を使っているようで、簡単に征服できそうですよ!」「何?それは本当か?じゃあ、一旦その島を征服し体制を整える事にしよう!」「おーっ!」…て会話があったかどうか知らんけど、その敗残兵の集団は九州に上陸したのでした。

⑤弥生中期…「オイオイ、ホントかよ!こいつら本当に遅れているな!こりゃ楽勝だ!ガハハ!」日本には無い青銅器で武装した朝鮮敗残兵集団はここでは無敵であり、九州はおろかあっという間に近畿までその勢力を拡大させたのでした。
「王様、この島の占領は大方終わりました。そろそろここに王朝を作りましょう!」こうして「天皇」を中心とした日本最初の王朝が形作られたのでした。

⑥ここで一旦日本の話から一般論に話は転換します!

日本に限らず昔の国は力の強い盗賊の親分が暴力で弱い庶民を支配して、それが離合集散しながら徐々に大きくなり一人の王様と後に貴族と呼ばれる有力武将・部族長の集団として生まれました。しかし、戦争が強いから良い王様とは呼べません。王様と貴族は国民から農産物や特産品の上前をはねて税金として徴収するのですが、欲に目の絡んだ王様は国民の生活を考えずやりたい放題!貴族はワイロを要求放題になるのが世の常なのです。そう、全ての権力は腐って行く運命にあるのです!

日本で言えば奈良時代から平安時代初期までは天皇中心の政治が行われていたのですが、天皇と貴族が遊び呆けすぎて、愛想を尽かした地方豪族や寺院が勝手な事をし始めて天皇による統治は徐々に機能しなくなり部下であった武士が台頭してくるのです。と言っても天皇や貴族にしても元を辿れば武装集団だったのですから、権力に溺れて部下に寝首を狩られただけの話ですから、歴史的には貴族社会から武家社会になったとしても同じ事の繰り返しなのであまり意味はありません!

この間、世界中で幾多の王朝が倒され新たな王朝が生まれ、また倒れましたが、暴力団の抗争となんら変わりはありません。庶民とは関係ないところで行われる内部抗争・他の組との勢力争いと同義語なのです。

こうして世界は1000年以上停滞するのです。

日本では貴族社会から武家社会になり幕府が複数生まれ腐り戦国時代になり信長秀吉家康により再統一されましだが、結局同じ事の繰り返しで歴史的意味はありません。

⑦そして産業革命に…王様と貴族に集中していた富ですが、ここで産業革命が起こります!それまでの富は土地と人と農産物から生み出されており、土地と人を支配していた王侯貴族に独占されていましたが、産業革命により富は土地から逃れ、資本(金)と商才にシフトしたのでした!そして、資本家が労働者を搾取する時代が来たのです。

これこそ歴史的大転換!
暴力団社会・権力の無能な世襲からの脱却が始まるキッカケこそが産業革命なのです!それまでは暴力団による力による統治であり「政治」とは程遠いものであり、権謀術数が渦巻くだけの世界だったのです!

⑧何故権力は腐るのか?
国にしても宗教にしても企業にしても、その創始者は何らかの能力に秀で世の中から賞賛されたからこそ一定の地位につく事出来ます!創始者が優秀であるばこそ優秀な部下も集まり、その集団は益々発展します!

しかし、その創始者が亡くなったらどうでしょうか?3代目になったら?その後は…遺伝子は意地悪で子供には半分しか伝わりません!孫の代なら25%…創始者の優秀な遺伝子はどんどん薄れていき、尚且、苦労もなく育つのですから進歩もなくわがままな君主があっという間に出来上がります。こうなると部下はやりたい放題。権力はこうして腐っていくのです!

否、こんなに時間は要さない場合もある。優秀な人間が偉くなった途端に堕落する事もあるし、戦争は強くても統治が苦手な場合も多々ある。この場合、余程の人徳がないとあっという間に没落します!

しかしであります。この元暴力団の親玉による統治は、農業中心で人に依存しており、己の贅沢の為に税の徴収を無理じいすると、農民は死んだり逃げ出したりして、来年以降の税収が壊滅的な事になりかなないので、生かさず殺さずを基本に行われていたので、今あなたが思うほど酷いものではありませんでした!
何をバカな事と思うかもしれませんけど、産業革命以降の資本家による労働者への支配は、資本家の利益最大化の為には労働者が死のうがそんな事は関係ないので(死んだら別の労働者を雇うだけですから)それ以前よりより過酷な支配になってしまったのです!
そして、資本家は王侯貴族に多額のお金を献金して自分達が好き勝手できるように圧力をかけていったのでした!もうこうなると労働者は悲惨です。朝早くから夜遅くまで働かされ薄給でこき使われるだけ…怪我や病気になったら最後クビになり路頭に迷うだけですからね。
「農業に戻ればいいんじゃないか?」と思ってはいけません。産業革命は農業の機械化を促進して昔ほど人手は必要としなくなっていたのです!農家の次男三男や力のない若い女は工場で働くしか生きる道がなかったのです!だから資本家は彼らの足下を見て安くこき使ったのです!

こんな事が数十年続くとどうなるでしょうか?
富める資本家と王侯貴族と一般労働者の格差は天と地、像とアリほどに拡大していきました!

⑨そして、市民革命へ
「あの庶民達は何が不満で騒いでいるの?」
「女王様。パンがないと言っております…」
「まぁ、それは大変ね。だったらケーキを食べればいいのに…庶民ってバカね!」
これはご存知・元祖ご飯論法のマリー女王様の逸話ですけど、産業革命で多くの労働者が都市に集中したので、資本家は労働力に困らなくなった結果、労働環境は悪化の一途を辿りました。資本家は自分の利益しか考えず、労働者に劣悪な労働を強いるようになり、病気になったり気に入らなければクビにするだけ…補充は簡単なのでやりたい放題だったのです!

しかし、ものには限度があります。

…以下、工事中👷‍♂️
G1レースが終わるまで待ってね(^-^)
(週末は動物観察で忙しいし、週初はその反省会でやる気が起きない!)…(T-T)