日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

大震災から8年、 未だに加害者感情から抜け出せない生存者の人々

三月十一日は、東日本大震災から8年目。テレビでは関連ニュースや特集やらを放送していた。


う〜ん、東京地方に住む自分としては「明日は我が身」である。関東大震災の再来は明日かもしれないし、来年か、10年後か、それとも、自分が生きている間は来ないのか?


もしも来るなら、一発で自分を殺して欲しい。タンスに挟まれ、骨折して身動き出来ず、寒さと痛さと飢えとノドの渇きに恐怖するのは勘弁して欲しい!


要は、地震が起きた瞬間に何処にいるのか?飛行機に乗っているのが一番良いのだけれど、そんな幸運はあり得ない。また、自分一人が生き残っても寂しすぎるし……。



テレビでは、自分のピアノの発表会に小さな妹と祖父母が来ていて、その最中に津波に襲われた小学生の女の子が祖父母を目の前で亡くす不幸に見舞われ、祖父母を助けられなかった自分を責め、また、両親にも顔負け出来ない事をしたと思い、何年も実家に帰れない東京のOLのお話が……。


うーん、困ったもんだ!


人類は最愛の人を失くすと、何故か自分の責任にしたがる傾向がある。


一度少女の手を握った祖母が足の悪い祖父の元に戻ったのは、少女のせいなのか?だから自分を責めるのか?違うだろう。それは、祖母の長く連れ添った祖父への愛であり、少女とその妹への愛、自分達がいたら若い二人の命をも奪われてしまうかもしれない可能性を最小限にする為の愛…


側から見ているとこんな分かり切った事も、当事者になった瞬間に思い浮かばなくなる。それどころか、自分一人だけが悪い!死んだ全責任は自分にあると信じ込む!


同様なことは、震災に限らず、病気や交通事故、その他原因が何であっても、残された遺族の多くが大なり小なり陥る悪夢である。これは、人類の脳が抱えた欠点の一つかもしれない。まぁ、愛ある故の結果なのだけど…。


だから、こんな悩みを持つ人は、死者の言葉を代わりに話してくれる下北半島・恐山のイタコに会いに行こう!イタコに乗り移ったあなたの最愛の人はきっとこう言うであろう。

「私が死んだのは、お前のせいでは無い!だからお前には幸せに生きて欲しい!」…と。



しか〜し、百人に一人は「お前のせいで死んだんだ!くそっ〜!お前が死ぬまで呪ってやる!」と言われるそうですから、家族や友人は大事にしてね!(嘘)^_^