日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

自己責任と言うけれど…

過激派アイシスに日本人人質が二人共殺害されました。…まずは、この二人に哀悼の意を表しましょう。


しかし、この二人は何故死ななければならなかったのでしょうか?

「政府の勧告に従わず危険地帯に行ったからだ!自己責任だ!」という方々がいます。

しかしであります。危険地帯に報道陣も人権団体も誰も行かなかったとしたら、我々はただただその戦争や紛争が終わるのを待てば良いのでしょうか?

そして、戦争の当事者の発表する彼らに都合の良い情報をただただ鵜呑みにすれば良いのでしょうか?

これを善しとする方々には何も言う事はありません。

己の身の安全を第一に考え行動る事は、動物の本能としては正解だからです。


ただし、私たちは人間です。権力者の欲望を満たす為の暴力を見過ごすことは出来ません。そこで苦しむ一般市民や弱者に一刻も早く平和が訪れる事を望みます。

確かに、現地に赴き直接彼らを助ける事は出来ないかも知れませんけど、声を出して政府に働きかけたり、現地で活動するジャーナリストや人権活動家を応援する事は出来ます。



そんな人間の中でも、特に勇気と正義に溢れた人々が危険地帯に行き、報道活動や医療慈善事業にいそしんでいるのです。

畜生たちは言います。
「てめぇらの自己満足の為に、日本政府がどんなに迷惑しているか考えたことがあるのか!?」

それには、こう応えてあげましょう。
「日本政府は彼らに感謝する事になるでしょう。何故なら、こんな危ない所に来て、自分の命を省みず、困っている我々に食料を配り、医療を施し、色々と親身に手助けしてくれる…

または、この悲惨な状況を世界に伝える事で、より多くの援助を引き出し、紛争当事者に圧力をかけて早く平和が訪れるのを手助けしてくれる…

そんな行為に感謝しない人間はいません。そして、彼らは『日本人ありがとう!』と強く心に刻むのです!」

…ほらね。あなたや日本政府は何もしていないのに彼らは日本人全体に感謝するのです。

全ては勇気ある彼らのお陰なのです。


また、食糧難にあえぐ地域に空から日の丸を付けた食料品を落下させても、現地の人々が日の丸や日本を知らなければ効果は半減です。

しかし、そこに一人でも日本人がいたらどうでしょうか?
「なんだ?このマークは。何、お前の国の国旗だと…そうか、お前が頼んでくれたのか。お前と日本に感謝するぞ!」
…と効果は二倍以上になるのです。


これぞ、草の根外交です。ただ金をばらまくのは外交ではありません…



……と考えていたら、日本政府が日本人ジャーナリストのパスポートを取り上げてしまいました。

……は、恥ずかしい……こんな政府の国民であることが…恥ずかしい…