日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

東京五輪でカジノを!

「ねぇねぇ、カジノの件はどうなった?」
「国の腰が重くて、どうしようもありません…」
「じゃあさ、建物だけでも造っちゃおうか?」
「えっ!既成事実を積み上げる作戦ですか?しかし、上手くいきますかね…」
「だってさ、日本の政治家は決断力が無いから、誰かが尻を押さないとね♪」
「確かにそうですけど、何処に造るんですか?第一、何処にそんなお金があるんですか?カジノじゃ、議会は承認してくれませんよ!まず、カジノ合法化法案が成立して…」
「バカもん!そんなん待ってたらオリンピックに間に合わないぞ!」
「えっ、オリンピックって何ですか?」
「オリンピックを東京に誘致する。2020年なら大丈夫だ!」
「本当ですか?」
「調査させたが、まず大丈夫だ。…でだ、その前にカジノの建物を建てたら、国だって本気にならざるを得ない。観光資源としてのカジノを有効利用しない手はない!…だろ♪」
「そりゃ、オリンピック開催はカジノに追い風になるでしょうが、肝心な建物は?…建築費は?…」
「えへへ、良い案があるんだけど、聞きたい?」
「えっ、またですか?苦労するのはこっちなんですから…」
「あはは♪今回は大丈夫!」
「本当ですか?聞くだけですよ…」
「あのさ、豊洲に空地があるよね♪」
「はぁ〜、あの汚染土壌の土地ですか?本当、あの処理には難儀してます…」
「あとさ、築地市場は古くて地震があったら危ないよね♪早く何とかしないとね♪」
「えっ!築地市場豊洲に移転するつもりですか?絶対ムリです!止めて下さい!あの汚染土壌の上で食べ物をあつかったら、安心して魚が食べられません!」
「そうだよね♪だから、豊洲に市場の建物を建てるけど、食の安全を考慮すると、やっぱり豊洲はムリでした!…って話にもっていくわけだ…」
「えっ?豊洲に市場の建物は建てるけど、その建物は市場として使用しないって話ですか?」
「そう。そして、残った建物の有効利用で、オリンピックもあるし、カジノなんかどうかな?ってお話。どうかな?」
「えっ、そんな複雑怪奇な作戦成功するんですか?」
「あはは、こう見えてもボクは一流の小説家だよ。実は、もうシナリオは出来ているけど、読みたい?」
「はいはい、分かりました。読みますよ!しかし、市場の人達の反対は目に見えてますよ…」
「まあ、それは君の腕のみせどころ。頼んだよ♪」
「最終的には反対派の望みが叶うって言いたいんでしょ…」
「イヤ、最終的にはボクを含めた皆の望みが叶うんだ。まあ、多少の時間と税金がかかるけど、民主主義だから仕方ない!」
「奇々怪々な民主主義ですね…」
「えへへ、ボクの作家人生最大のミステリー小説ってことかな♪」
「しかし、任期はどうするんですか?20年まで続投ですか?」
「あはは、ボクだっていつ死ぬか分からない…だから、あっちこっちに時限爆弾を仕掛けておく…」
「時限爆弾?」
「そう、ボクが最初のスイッチを押すと、仕掛けた時限爆弾が勝手に連鎖反応を起こして、最終的には東京五輪の前にカジノが営業を始めるって寸法だ!」
「先生が死んでもですか?」
「失礼な!…まっ、ボクが死んでも計画が止まることはない!そんなヤワな作品は書かない!」
「凄いですね♪書店の本棚に置けないのは残念です…」
「あはは、カジノが現実化するなら命だって惜しくないさ♪」
「さすが、先生は男ですね!」
「あはは、今更気付くようでは、今年も昇給無しだね…」
「うけるー!」
「なんじゃ、そりゃ…」