日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

今の気分は、CMにいちゃもんを!

どういう訳か最近気分が芳しくありません。否、原因はだいたい分かっていますが、それは断じて認める訳にはいきません…。

…という事ですから、今日はCMにいちゃもんを付けて少しでもウサを晴らそうと……まあ、これで気分が良くなる事は無いと思いますけど、いちゃもんの間は嫌な事も忘れられる筈ですから…。

そんな出会い頭の事故にあったような哀れなCMは…東急リバブルと云う不動産会社のテレビCMなのですが…。


このCMは、父親と息子の会話で成り立っています。

父「次郎、ゾウは犬の二倍も鼻が利くんだ!知ってた?」
子「そうなんだ…」
父「(野菜の)オクラって、英語だって知ってた?」
子「そうなんだ…」
この後、このCMシリーズが好感度第二位で来客も増えた!と自慢してCMは終わるのですけれど…。

…別にいちゃもんを付ける内容でも無いと思った貴方!芸人のウンチクを聞いた翌日に後輩に自慢気に言う貴方!

貴方の様な日本人が増えたせいで、日本経済は落日を迎えたのです。

与えられた答に何ら疑問も抱かず、単にその答を暗記するだけの人間に進歩が望める訳はありません。

疑問と不満を全身にたぎらせ、それに立ち向かった人間にだけ、神は進歩の道を差し示すのです。


子「そうなんだ…けど、それって誰がどうやって調べたの?それから、ゾウより鼻のいい動物っているの?ねえ、お父さん!」
父「えっ…うーん、そこまでは知らないな…そうだ。家に帰ったらネットで調べような…えへへ…」
子「…なんだ、父さん。また誰かの聞きかじりをボクに話しただけだね…って事は、この話は嘘の可能性もあるよね…」
父「…否、さすがにテレビCMで嘘はやらんだろう…」
子「それって、お父さんの希望的観測だよね。調べるのが面倒になったの?」
父「…そんな事は無いぞ。ちゃんと調べるぞ…(面倒くさいガキだな…本当に俺の子か?)」


全ての子供は好奇心の塊ですが、大抵の親は途中でいい加減に答える様になり、中には怒りだす親もいて、ついには子供は好奇心を封印するのです。


話しは違いますけど、電車で親子連れを見ました。子供は三才程度の女の子…椅子にちょこんと乗っかり、じっと前を視ている。

一見、躾の良い微笑ましい姿ですが、その娘の目に輝きがありません。まるで病院の待合室で順番を待つ老人の様な…そして、横では親がスマホゲームに目を輝かせ…

違うでしょ!逆でしょっ!

「電車では静かに座ってなさい。お話すると変なオバサンが睨むから黙っていなさい。わかった?」
「もう何度も同じ事言わせないの!もうどこにも連れて行かないよ!いいの?」

記者は、この娘の先行きが大変心配ですし、あのCMに何ら疑問を抱かなかった貴方の出世街道に不安を覚えます…。


世界の発明王・かのエジソンも貴方に育てられたなら、ただの凡人で一生を終えたかもしれません。貴方が親でなくて本当に良かったですね!