日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

左遷された君に

サクラが咲き、皆がウキウキしているこの時期に、一人うじうじしているそこのあなた…

「左遷」ですか?

あはは、同僚や同期は慰めの言葉を言ってくれますが、心の底では大笑いしている事でしょう!

そう、ちょうど一年前のあなたが先輩の左遷に心底喜んだように…


ところで問題は、左遷の原因に心あたりが無い事です。それなりの原因が分かっていたならば、心の整理も付けやすいのですが、そうでない場合は心穏やかに過ごす事は不可能です。

まあ、人事部が無能なのか?あなたが鈍感なのか?又は、誰かの意志が働いたのか?

サラリーマンは自分の仕事だけをこなせば良い、というものではありません。

特にあなたの様に出世欲が強く、他人の評価が気になる小心者の場合は、時には自分の仕事より社内の力関係を熟知する方が有意義な事があるのを忘れてはいけません。

こんな初歩的な事も知らないあなたは左遷されて当然だったのです。


または、あなたにミスが無いとしても、誰かが本社に戻る為には誰かが犠牲になる必要があります。そんな時人事部は、自分が上から怒られないよう考慮するのは当然であります。

ほらっ、あなたをヒイキしてくれる上司はいますか?その人は人事部に圧力をかけられる実力者ですか?

最果ての地に飛ばされるあなたにそんな理解者がいるはずはありません。そうです。あなたは遅かれ早かれ左遷させられる運命にあったのです。



アレレ、顔色が悪いですよ。「こんな記事読むんじゃなかった!』とオデコに書かれていますね…

うーん、これはよろしくありません。このままでは、また読者を減らしてしまいます…


仕方ありません。左遷されたあなたに、トッテオキの言葉を贈りますから許して下さい。

『のう中のキリ』という言葉がそれです。

「のう」とは、大きな麻袋の事でゴミ袋と思って下さい。その袋に雑多なゴミと一緒に細長い穴あける道具のキリを入れるとどうなるか?

「キリ」と言っても、今とは違い先端が鋭いクギの親分みたいな物ですから、あなたがゴミ袋をゴミ置き場に運ぶ間に、キリはゴミの中をすり抜けて先端を袋の外に出してしまいます。

分かりますか?
飛ばされた支店がゴミ袋で、あなたはそのゴミ袋に捨てられたキリです。

もしも、あなたの才能が豊かで運も持ち合わせているなら、あなたはどこに居ようともその才能を隠しきれるものではありません。たまたま本社では運が向かず、人事部もその才能に気付かなかったのです。

あなたが「のう中のキリ」なら、あなたはゴミ箱支店を宝箱に変えるはずです!

…さて、人事部の判断は正しかったのか?間違いだったのか?まあ、うじうじしている段階で、前者ってことですけど……