日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

活断層列島と原発再稼動

今年は沢山の新たな活断層が発見されました。都内や富士山の麓、千葉沖の海底断層等々新発見が続きました。


地震学者か地質学者かは知りませんが、学者達は新断層の発見に躍起になっている事は確かです。
だって、日本列島は4つの大陸プレートの狭間だからこそ存在し、今も世界の地震の1割が発生しているのですから、断層がない場所を探す方が本当は難しいからです。それなのに新発見と大騒ぎ。こんな楽な研究があるでしょうか?

ただし、断層は地中や海の底に隠れていますから、探すのは容易ではありません。お金と時間が必要ですが、かなりの確率で新聞に名前が載るのですから、やる価値はありますね。



しか〜し、断層はあくまでも過去の地震の傷痕。それも数千年から数十万年前のものであり、地震を繰り返すものと一度きりのものがあり、その真偽の見極めは不可能です。

だから、新発見の傷痕は全部危険なものと発表されます。安全な断層に商品価値はありませんからね。


よって、断層の有無で一喜一憂してはいけません。断層の99%はただ単に見つかっていないだけなのですから…。日本にいる限り断層、否、巨大地震から逃れる事は不可能なのです。

日本列島の歴史を振り返って下さい。数十万年前からの地震と火山活動によって今の日本列島は形作られました。地球の歴史から見るとつい最近です。



…てな訳で、日本に安全で原発に適した土地は存在しません。米国では原発事故が起きると半径80キロが避難地域に指定されますが、細長く人口密度が高い日本列島では無理な話です。地震と火山でこの国は出来ており、火山の方はともかく地震の予知は不可能なのであり、また、某国が暴走し原発にミサイルを打ち込んできて、電源が壊れれば福島の二の前ですから、原発のリスクは非常に高いものと認識できます。


だからこそ、日本政府は避難地域を米国の半分以下にして、なるだけ人の少ない地域に原発を作ったのです。そして、安全神話まで作り、国民を騙し続けたのです。

本当に安全なら大都市の近くに作れば良いのに、その方が送電ロスが無くて良いのに、そんな話は聞いた事はありません。


それは、頭の良い官僚が「人間が作った物は必ず壊れ、人間が運用する限りミスは必ず起こる」事実を知っているからです。原発だって例外では無く、人間の英知には限界があり自然の脅威をまだ止める事は出来ない事実を知っていたからです。

田舎者が少し死ぬのと、自分を含んだ都会人が多数死ぬのでは、結論は最初から見えていますね。


それでも、現在も原発に頼りたい田舎者が多数いる事実は悲しい限りです。あなた方は福島の現状を良く見たのでしょうか?土地も仕事も健康も何もかも奪われ、いつ帰れるかも分からない将来の見えない人生を送る人々。これは、明日のあなた方かもしれません。

まあ、福島の人は補償金がいっぱい貰える可能性はありますが、次に事故が起こったら、もう払えるお金は何処にもありません。電力会社にも政府にもありません。どうするんでしょうか?


楽観的なご都合主義では子孫に恨まれますよ。それとも、あなたの原発は他の県や市町村に迷惑を掛けないと保証出来ますか?

あなた方が望んだ原発再稼動ですから、原発事故が起こったらあなた方にも責任の一端はあるのです。当然、賠償金を払ってくれますよね。

福島の人は、我々他の日本人も含め、政府と電力会社の安全神話に騙されていた被害者ですが、次の原発事故はそうはいきません。あなた方は加害者なのです。

原発を再稼動させる、という事はそのリスクを背負うって事なのです。


また、日本経済のために原発は有効だと仰る方もいますが、事実現在原発が無くて困ってる企業は電力会社くらいです。大手企業は工場の海外移転を脅しに使っていますが、それは人件費が最大要因であることを隠すために言ってるに過ぎません。インチキにすぎます!


それでも、あなた方は原発を再稼動させたい!と言うのでしょうか?もう一度よく考えて下さい。お願いします。