日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

「日本の自殺」外伝

今日は、文藝春秋シリーズ第二弾「日本の自殺」についてのトンデも解説です。


日本における自殺者数は3万人を数える異常事態が恒常化していますが、この論文では全く触れられておりません。だって、この論文は日本と云う国家もしくは文明が危機的状況にあり、滅亡に向かっている!と説いているからです。


この30数年前の論文によると、滅亡した文明は侵略等の外部要因によるものではなく、ローマ帝国の「パンとサーカス」(食料と娯楽)の如く国民は国家に権利ばかり主張要求し、国家はそれに応えようと財政支出を増やしインフレを招き、ついには国は破綻し文明も滅ぶ!との事でした。そして今まさに日本は同じ道を歩み、自殺しようと手首にナイフを当てた……というお話です。


この論文が発表された当時の日本は、戦後初めて赤字国債が発行され財政再建が叫けばれていましたから、この論文は赤字国債を批判する側の立場で書かれていた思われます。

そして現在、借金1千兆円時代で消費税大増税をもくろむ死に体・どぜう総理の応援歌として、苦心の末に朝日新聞が捜しだしたのがこの論文です。

まあ、かの新聞は民主党政権が大好きですから、驚くに値しませんけど…作者達はどう思っているのでしょう。だって、この後日本は史上最大の絶頂期を迎えるのですから…バブルの頃はさぞ肩身が狭かったでしょうから…。今は大喜びかな?


それはともかく、消費税上げないと日本は滅ぶと云う朝日新聞は、いつから恫喝者に成り下がったのでしょうか?これではまるで終末思想を語るカルト宗教と同じだと思うのですが、何処が違うのでしょうか?

第一、ローマ帝国は滅びましたが、ローマ文明は進化しながらずっと続いています。第二に、滅亡した文明は人口増から環境悪化を招き、トドメは伝染病による支配層の全滅!と云う説がありますが、これはどう考えますか?第三に、南米のアステカ文明を滅亡へ追いやったのはスペイン人じゃないんですか?

……と、この論文は非常に乱暴な説を都合良く展開しているのですが、まあ、どうせ匿名の集団が書いたものですから、許してあげましょう。そして、彼らの言い分が正しいと認めてあげましょう。


そうすると、日銀の白川君のインフレ恐怖症はこの論文が原因かもしれません。ならば、白川君ある限り日本は安泰です。何故なら、この論文はインフレが国を滅ぼす最終要因と論じているからであります。

よって、デフレを白川君が守る日本は滅亡の危機に無いので、別に消費税を急いで上げる必要は無い!…と云うのが今日の結論となります。めでたし、めでたし。……(^o^;)