予算は成立したけれど・・・

昨日来年度予算が実質的に成立しました。詳細は他紙の報道通りですが、これって本当にまともな国の予算なのでしょうか？日本って先進国だと思っていたのですが、予算を見る限り戦争をしている国なのか？革命前夜の混乱期にあるのか？疑ってしまいます・・・・こんな国に生まれて私は恥ずかしい！！

まあ、予算自体は去年からの予算案と変わりがないので想定範囲内なのですが、問題はマニフェストにあった「特別会計との一体化」が全く議論されなかったことであります。鳩山・小沢の両輪共「政治とカネ」問題に忙殺され時間がなかったのは理解しますが、一般会計単独ではどうにもならないと分かっていながら、そのまま何もしないというこの判断はいったい何なのでしょうか？

それとも、この予算で来年の日本経済はＶ字回復し、再来年の税収は倍増でもするのでしょか？そんな魔法がこの予算に隠されているのでしょうか？理解に苦しみます・・・・。

財務省としては、特別会計は切り離し、この一般会計の危機的状況を続けることにより「もう消費税２０％しか道はありませんよ！」と国民に納得させたいのは分かるのですが・・・・。小沢君もこの案に乗っているのでしょうか？「この方法なら、増税しても３年後の総選挙に勝てる！」と思っているのでしょうか？うーん、分かりません・・・・。

そうだ！ギリシャになる方法もありますね♪・・・（＾＾；）・・・・けど、ギリシャはドイツやフランスが助けてくれる可能性はありますが、日本はどうでしょうか？アメリカに財政的余裕はありませんし、中国が助けてくれるとは思われません。そうすると直接ＩＭＦの管理下に・・・・また外圧頼りですか？しかし、これが本命かもしれません。

この答えは、７月の参院選が終れば分かると思いますが、民主党・国民新党・公明党の３党で過半数を超えなかったらどうするのでしょうか？去年の自公政権と同じ手法で乗り切ろうとするのでしょうか？

えーい！国民を舐めるんじゃないぞ！

政府は、早急に特別会計を見直し、一般会計との一元化を目指しなさい！役人の想いのままになる特別会計は、即刻止めなさい！特別会計の税をいったん廃止し、即刻同額を新しい税にすれば良いだけの話なのに・・・こんな簡単な事はないのに・・・・。財政が正常化したなら、その新しい税は廃止すると法律に書けば良いだけの話なのに・・・・。これなら誰も文句は言えない筈だし・・・・と思うんですが、どうなのでしょうか？