日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

菅増税内閣

本日、民主党参院選マニフェストの骨格を発表しました。詳細は大手新聞に任せますが・・・・。


前回の衆院選では、野党として夢のようなバラマキ政策をマニフェストにした民主党ですが、実際与党として政権を預かってみると国の金庫は予想以上にカラッポで、それでも鳩山君はそのマニフェストを旗印に立てた本人ですから「4年間は消費税の増税はしない!」と言っていたのですが・・・・その鳩山君亡き後、それを引き継いだ菅君は「鳩山って誰?」と言わんばかりに「消費税10%を自民党と一緒に早急に実現させます!」と表明しました。


郵政改革法案では国民新党との約束を反故にした菅君ですが、消費税増税では自身がNO2だった内閣の約束をあっさり放棄して見せました。菅君にとって約束とはいったいどういう意味を持つのでしょうか?

確かに、日本の財政が危機的状況にあるのは皆が認めるものであるのは理解しますが、その本丸である「一般会計と特別会計の統合」に全く手を着けず「消費税増税」を言い出す菅君の真意はいったいどこにあるのでしょうか?

「あの蓮舫ちゃんが事業仕分けをしても搾り出せるお金はありませんでした。もう、消費税増税しかありませんよ!」とでも言いたいのでしょう。「ギリシャや夕張のようになってもいいんですか?」と国民を脅すように・・・・。


話は変わりますが、今回のマニフェストは前回の「官僚まかせでなく政治主導」の文言も消えました。沖縄基地問題口蹄疫問題で官僚の協力が得られず(官僚が政治家の指示待ちに徹して、その知恵を貸してくれなかった)失敗した事に懲りた民主党は、官僚との仲直りを全面に押し出したかったのでしょう。

官僚最大の既得権である「特別会計」についてはまるで忘れたようにダンマリです。時々、思い出したように言い出すことはありますが、実際に何かしようとはいたしません。


皆さん、皆さん、みなさん!
なぜ50年も続いた自民党政権が去年崩壊したのか?覚えていますか。それは自民党が官僚や大企業と結託し、税金を食い物にしていたからです。だからこそ(旧)民主党政治家主導を言い出し、国民はそれに期待したのに、それからまだ1年も経っていないのに、もはや民主党・菅政権は官僚に丸め込まれてしまいました。特に財務官僚は優秀で、菅君を洗脳するのはお茶の子サイサイだったのでしょう・・・・・(TT)


自民党が言い出した消費税10%案を丸呑みした格好を演出することで、選挙後の民主・自民大連合の芽も可能性を残しました。しかしこの本音は、このまま勝てばそれはそれで好都合ですし、万一この増税路線が国民に受け入れなかった時は、自民党も道連れに出来て、これで自民党を再起不能にすることが出来ます。そして、その時は「消費税凍結」を条件に公明党その他との連立を画策できます。どっちにしても衆院で300を握っている民主党は分裂しない限り、政権の中心にいることには変わりがないのですから、パートナーを変えながら好き放題できるのです。しかし、その為には優秀な官僚と友好な関係を築く必要に今更ながら気づいたのでしょう!


これを考えたのが菅君なのかどうかは知りませんが、民主党という党は予想以上に節操がない党です。確かに鳩山君的理想論で国家運営は難しいのは分かりますが、現実路線転換という言葉はきれいなのですが、まだ政権を獲って10ヶ月も経っていないのに、全ての改革を中途半端にして安易な方法に走るっていうのは公党としてどうなのでしょうか?これで「信頼」しろと言われても本紙は困ってしまいます。



まったくワールドカップで日本が勝った余韻に浸ってるドサクサに紛れ、こんな重大なことを決めるなんて最低の手法です!!これでオランダ戦に勝ったり、引き分けに持ち込んだりしたら日本人は何も考えず「日本万歳!」と言いながら民主党に投票しないか?心配です・・・・(^^;)