日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

タクシー運転手、怒る!

記者の知人にあるタクシー運転手がおりますけど…いつもの彼は非常に温厚な性格なのですが、一度怒らすともう手のつけられない状態になって…

否、暴力的になるのではなくて、確かに大声ではありますが、子供の様な正論を相手が反論を諦めるまで永遠に叫んび続ける…そんなメンドクサイ彼なのであります。


その彼が、先日営業中に交通違反でパトカーに捕まりました。違反内容は「Uターン禁止標識無視」。場所は、新橋駅近くの第一京浜から環二通り(マッカッサー通り)を虎ノ門方面に曲がって側道(本線はすぐにトンネルになっている)に入った二つ目の交差点です。

記者が確認した所、この交差点の左側手前角にUターン禁止標識が確かに立っていました。彼はこれを見逃したのですけど…

しかし、彼はこの標識の位置に納得せずパトカーの警官に一時間に渡り抗議して、ついには、違反キップに署名もせず受け取りも拒否しました。

そうすると、どうなるか?
警官は彼に「交通違反通告書」と書かれた小さな紙を手渡し、後日錦糸町の警視庁交通執行課に出頭する様に言い渡したのです。

ほらっ、メンドクサイでしょう…素直に違反キップに署名して受けとれば、一点の減点と6千円の罰金で全てが終わったはずなのに…

さて、出頭当日、運良く出勤日だった彼は回送タクシーを飛ばし一路錦糸町を目指したのでした。

彼はこの日の為に大学ノート三枚に及ぶ意見書を用意していたそうですが、対応した担当官に「アナタはイハンをミトメマスか?」と問われたので、ここぞとばかりに大学ノート三枚分の怒りをぶつけ様と唾を飛ばし始めると…「ワカリマシタ。アナタはイハンをミトメナイのデスね。」の一言…

呆気にとられる彼に能面の担当官は「デハこのチョウショにサインしてクダサイ。チョウショは検察庁にソウフされ、検察庁がアナタを起訴スルカどうかキメマス!デハ今日はゴクロウサマでした…」とニコリ…

「じゃあ、裁判は後日ですか?…いつ頃になりますかね?」と聞くと…
「ソレは検察庁がキメマス。警視庁のワタシにはワカリカネます!」とケンモホロロ…

それでも粘って問い質すと「本件のジコウは三年デス。ヨッテ、三年イナイにサイバンツウチがコナケレバ……」

全くもってヒドイ対応です。彼には「引越しや旅行の予定無い事」を確認しながら、裁判の目安さえ教えないこの不誠実な対応…


結局、彼は言いたい事の半分も言わない内に帰されたのでした。…そして、いつ来るかも分からない裁判の呼び出しを三年間待つ身の上になったのでした…めでたしメデタシ…


そうそう、Uターン禁止標識を見逃した彼が何故にこんなに怒っているねか?説明不足だったのでお話しますと…

この交差点は、直進と右折の2車線あり、右折レーンの右側には中央分離帯があり、尚且、その中央分離帯には交通標識の棒が立っているにも拘わらず、そこにはUターン禁止標識が無くて、わざわざ直進レーンの左側にUターン禁止標識が高さ3mの位置にあり、これでは前にトラックが走っていたら、この標識は見えない!

また、中央分離帯があるUターン禁止交差点は、通常中央分離帯か対面の信号機の見易い場所にUターン禁止標識があるのに、ここはそうなっておらず運転手がこの標識を見逃すのは当然である!

…てな訳で、彼は怒り公権力に立ち向かう決意をしたそうです。
…あ〜あ、メンドクサイ…