「美味しんぼ」休載について
記者はマンガを読むと頭が痛くなる特異体質の為、今回の「美味しんぼ」騒動については、新聞等の報道からしか知り得ない立場にあります。
また、記者は福島第一原発を取材で訪れた事もありません。
よって、記者として正解な記事を書く事は不可能であり、今回の記事はあくまでも個人的な感想に過ぎないと言わざるを得ません。
……と、最初に逃げを打ったには訳があります。
それは、放射能と鼻血の因果関係が科学的に解明されていないからです。
それぞれの立場の科学者や医者が勝手な見解を述べていますが、放射線量と鼻血の因果関係が広範囲に調べられた事はありません。
なのに、原発反対派は全てを原発事故のせいにし、政府は風評被害に過ぎない!と声高に言います。
どちらも、原発事故被害者の真の健康を考えてはいません。
この因果関係を正しく調査して、関連があるなら正しい治療を早々にしなければならないのに、事故から3年経っているのに、政府と科学者は正しい調査すらしていません。
まあ、日本政府と厚生労働省は原爆被害者から原爆症認定について、いまだに訴えられている立場ですから、たかが鼻血ごときで補償金が増えてはたまらない!と考えているに違いありません。
だから、余計な調査はせず「避難の疲れとストレスから来る一過性の鼻血ですから、放射能とは無関係です!」と強弁するのです。
よって、「ちゃんと調査をしましょう!」…と、先日あの荻上チキちゃんもラジオで言ってました。
……という観点から考えると、このマンガは休載の必要はありません。
原作者さんが言ってるように、原発事故は風化しようとしていたのは事実であり、これを止める手段として意図的に誇張された内容にしたとするなら、これは許されるべきです。
風評被害の拡大うんぬんと怒っている人がいますが、今日も放射能は洩れ続け、汚染水は海に垂れ流されています。3年経っているのに、原子炉がどうなっているのか?も分からず、真の事故原因もナゾのままです。
事故直後に作業員のほとんどが逃げ出した、という不都合な事実を隠ぺいしていた政府と東電。
思い出して下さい。隠ぺいはこれだけでしたか?もはや、この隠ぺい体質は隠しようがありません。
それでも、貴方は政府の言う事を鵜呑みにするのでしょうか?
お人好しも大概にしないと、次に痛い目に合うのは貴方ですよ!
……という騒動が最近あった事を思い出していただく為に、ちょっと遅れて記事を配信しました。…(嘘です!忘れていただけででした)