日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

サラちゃんの悲劇を防ぐ方法(前編)

日本中が金メダルを期待した女子ジャンプのサラちゃんですが、残念ながら4位に終わりました。

今季ワールドシリーズで圧倒的な成績で優勝を重ねた彼女ですから、あなたが期待したのも無理はありません。


しかし、考えてもみて下さい。彼女は17才の女子高校生です。そんなうら若き乙女が、目が回る様な高さから時速数十キロで滑り、百メートル先に落下したのに転ぶこともなく安全に着地するなんて考えられません。


例えば、タイムマシンで幕末に行き、あの新撰組の近藤局長を麻酔銃で眠らせ、現代に連れて来てスキーを履かせたジャンプ台のスタート地点に座らせてから起こしましょう。

「う、うーん…ここは何処だ?…貴様何者だ!」
「下、下を見て!」
「げっ!この無礼者、わしに何を?」
「行ってらっしゃい!」
…ドン!すぅ〜〜〜〜
「ギャー!」
「今だ、飛ぶんだ!」
「うわ〜ああああ!」
…ドッスッ〜ン!ゴロゴロゴロゴロ…
「近藤さん、大丈夫?あっ、アワ吹いて気絶してる…」

…ってなるのがオチです。嘘だと思うなら、あなたも子供用ジャンプ台で試して下さい。


すいません。サラちゃんの悲劇防止策の話でしたね。

彼女は敗戦の弁で
「何か得体の知らないものが覆い被さって来たような…」と悲しげに応えていました。

これはまさしく、俗に言うプレッシャーっていうヤツです!

そりゃそうでしょう。彼女の金メダルに全ての日本人と世界のマスコミが注目したのですから、真面目な女子高生の彼女も「こりゃ失敗出来ないな…」と感じ、筋肉に余計な力が働いて…


よって、彼女の失敗は彼女の責任ではありません。全ては金メダルが欲しかったあなたのせいです!

そんなに金メダルが欲しいなら自分で取ればいいのに、最初から諦めて、赤の他人に己の欲望を託すってのは、託された方としてはありがた迷惑以外の何者でもありません。

そんな金メダル有望選手の気持ちなぞ、あなたには関係無いのでしょうが、そのあなたの気持ちがマスコミを動かし選手に余計なプレッシャーを与えているのです。

こんな事は世界の常識ですから、あなたとマスコミは確信犯であり、その罪は非常に重いと言わざるを得ません。



しかし、金メダル有望選手を応援したいあなたの気持ちは理解出来ます。そんな罪深いあなたの罪を軽減するのが、今回の本紙の提言です。


あはは、やっと本題です。この前置きの長さが本紙の欠点で……


まず、プレッシャーに負けない精神力を選手に学ばせる方法がありますが、日本中からのプレッシャーから解放される方法がまだ開発されていませんので無理です。

学者先生が日本中から注目されながら研究にいそしむ経験をする事はないので、どれ程のプレッシャーが選手の精神と肉体に影響を与えるのか見当もつきません。

そして、この経験は2年に一人か二人しか出来ず、尚かつ、オリンピック本番でしか発生しないので、サンプルを集めるのは不可能であり研究が全く進まないのが現状です。


・・・・(以下、後編に続く)・・・・