日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

特定秘密保護法案の近未来

「トントン。多摩公安警察だ!ドアを開けろ!」
「ハイ?公安警察が何の用ざますか?」
藍染久子、88才、日本しんがり新聞の記者だな!」
「そうざますが…」
「お前を特定秘密保護法違反で逮捕する!」
「はぁ?何の事ざんす。私は何も悪い事はしてないざんすよ。」
「あはは、ふざけるな!お前の記事は特定機密の暴露に他ならない。よって、逮捕だ!」
「そうざますか。で、どの記事が特定機密に当たるざますか?」
「バカ者!お前の様な一般国民に特定秘密の内容を教えられる訳ないだろ!」
「えっ?…どの自分の記事の何が悪いのかも教えてくれないざますか?それは余りに酷すぎざますよ…」
「ふんっ、俺達は法律に則ってお前を逮捕するだけだ!文句があるなら裁判で言え!」
「では、そうするざます。裁判まで私は黙秘権を行使するざます!…どうぞご自由に逮捕するざんす!」
「ふん、言われなくと逮捕するわ!この日本国の敵が…後で泣き言言っても遅いからな!」



藍染、いい加減吐いたらどうだ?情報源は誰だ?外務省か?通産省か?」
「しつこいざますよ。マスコミ人にはニュースソースを秘密にする義務があるざます!」
「ふん、マスコミの義務と国の法律では、どっちが大事だ?」
「分かったざます。副総理は熟女好きと聞いたので、私がハニートラップを仕掛け聞き出したざます。オホホ…」
「…ちっ、喰えんババアだ…」





「裁判長、被告のどの記事が特定秘密に当たるのか分からないと弁護のしようも無いのですが…」
「検察側、答えて下さい。」
「えっ?答えて良いのですか?答えたら、裁判長も特定秘密を聞き出したという事で逮捕されますよ!」
「はぁ〜?君は裁判所を侮辱する気かね。これじゃ、裁判が成立しないよ!」
「裁判長、我々に日本国を裏切り、法律に違反しろ、と言うんですか?」
「分かった。検察の立場は理解した。しかし、日本の裁判制度は君達も理解しているよね。ここは中国や北朝鮮じゃないんだよ!」
「しかし、裁判長。我々もこれ以上応えると…」
「分かった。検察官は法廷侮辱罪で退場処分。よって、被告は無罪!以上、閉廷!」
「オホホ、民主主義の勝利ざます。戦前とは違うざますよ!」





「か、官僚様。特定機密保護法に対し裁判所が反旗を翻しました。犯罪者が全員無罪となっています…これじゃ、強行採決した意味が…米大統領も怒っているそうです…」
「そのようですね。まあ、裁判所は頭が固いので仕方ありません。想定内です…そもそも日本の裁判所は、日本の秘密を守る立場になく、日本の敵を裁くのに適していません…」
「そ、そうなの?…で、どうしたら?…」
「特定機密保護法は国家秘密を守る為のものであり、現在の公開原則の裁判制度に適していません。よって、この法律の裁判は特別な裁判で裁く必要があります!」
「…というと…」
「例えば、戦前の軍法会議のような…まあ、当然名称は変えますけど…」
「ほうっ、さすがに官僚様は頭が良い!早速、法案を作って国会で強行採決しましょう!」
「あはは、これで万事解決です!」


…かくして、日本は訳も分からす逮捕される中国や北朝鮮と同等の国家になれました。
めでたし、めでたし!!