カルトの手口と第一目標と
カルトの信者集めの代表的な手口として『終末思想の喧伝』があります。
「間もなくこの世は終わりを迎える。己の欲望の赴くままに地球を破壊し、幾多の種を絶命させた人類に対し、神の鉄槌が下されるであろう。その時は近い。もしそうなれば、選ばれしわずかな人々しか生き残れない。その人選を私だけが神から付託された。さあ、お前は生き残るに値する人間なのか?」
しかし、この終末思想はカルトの専売特許ではありません。
日本のマスコミもこれを己の利益の為に使用します。
「ほれっ、北朝鮮が攻めて来るぞ!ほらっ、ミサイルが飛んで来るぞ!」
それが証拠に彼らマスコミは独自に北朝鮮に取材したとは聞いたことがありません。
彼らの情報源は色の付いた怪しいものばかりです。日米政府にしても北朝鮮が騒がしい方が何かとお得です。原発事故を矮小化し、沖縄基地問題をあやふやにし、防衛費も増額です。
また、日本にいる北朝鮮専門家ほど怪しい人種を記者は知りません。確認出来ないのですから、言いたい放題です。
なのにマスコミは毎日大量の北朝鮮情報を垂れ流します。
これは終末思想を煽って信者を集め金儲けを計るカルト教団と同じ手法です。不安を煽り読者や視聴者を増やす安易な作戦です。
「第一書記長様、日本にミサイルを落とすとしたら何処にしますか?」
「うーん、日本には同胞も住んでいるから難しい問題だな…」
「第一書記長様、日本のマスコミは第一書記長様と我が国の悪口を言って大儲けしてるのに、我が国に一円も払いません。これを許して良いのでしょうか?」
「何っ!それは酷い。吾輩の肖像権も無視してるのか?」
「ハイ、やりたい放題し放題です。」
「うーん、日本は無法者国家だな。これは懲らしめる必要があるな。よし!第一目標は東京のテレビ局だ!」