日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

大統領のよるイジメの記録・その2

「総理。今日はもう10日ですよ。例の実験は失敗だったんでしょうか?」
「そうだな。まあ、あの国は我が国と違い大ざっぱだからな。」
「しかし、失敗なら失敗で連絡するのが礼儀ですよ。」
「あはは、大国のメンツってやつだろ。」
「ったく、人騒がせな奴ですね!」




「大統領。例の実験は順調に進んでいます。間もなく結果が出るはずです。」
「えっ、どの例の実験?全くこの国は年中例の実験をしているからな。」「…日本にマグニチュード7クラスの地震を起こす実験です!」
「えっ、そんな事が出来るの?」
「ハイハイ…そのボケはもう聞き飽きました。」
「ちぇっ!つまんないな。…で、地震はいつ起きるの?」
「ハイ、48プラスマイナス12時間以内です。」
「ふーん、じゃあ、そろそろ中国とロシアに電話しなくちゃね。…でも、本当に大丈夫なの?電話して恥をかくのはボクだからね。」
「大丈夫です!地震予定地の温度は急上昇中ですから間違いありません。」
「じゃあ、電話するけど…まだ、地震予知に成功した!って感じでいいんだね?」
「ハイ、能ある鷹は爪を隠すって諺もありますから。」
「ふーん、そんなもんかね?地震予知じゃ『ハイ、そうですか?』で終わるかもよ。」
「それでいいんです。地震発生兵器なんて人聞きが悪すぎます。』
「えっ?日本には言っちゃったよ。」
「日本は別です。あそこには原爆も落としましたし、第一、地震発生兵器なんて言っておりません!」
「そりゃそうだけど…」
「大統領、今さら後悔しても遅いです。超高圧エネルギー発生装置は急には停止出来ませんし、既に減速運転に入っていますから。」
「そ、そうなんだ…」




「総理、これってもしかしたら例の実験の結果ですか?」
「分からん。宮城沖でマグニチュード5クラスって言ってたから、違うんじゃないの。第一、日程が違いすぎる。」
「しかし、震源地は宮城沖みたいですよ。実験の効果が効きすぎたんじゃないですか?」
「それは、あり得る…それより、被害状況はどうだ?」
「現在調査中です。今の所はたいした被害は報告されてませんが、一部通信網が…」
自衛隊にも連絡して、とにかく状況確認を急げ!」
「ハイ!」
「…あーあ、どうしようかな。大統領に実験成功おめでとう!って電話した方がいいのかな…」



「大統領!大変です!」
「おーっ、実験は成功した様だな。おめでとう!」
「いや、それが…確かに実験は成功したのですが、他の断層も連動した様で、マグニチュードは9になってしまいました。それで、悪い事に巨大津波が発生した模様です。下手をすると、数千人の死者が出ます!」
「えっ!……それは不味いね。…ど、どうしようか?」
「どうもこうもありません。善後策は既にありますから、大統領は毅然とした態度で日本に電話をして下さい。どうぞこれを。」
「う・うん……何々……ひえーっ!鬼だ!」




………………続く……