日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

大統領によるイジメの記録・その1

「大統領!お喜び下さい。ついにアレが完成しました!」
「んっ?どのアレだいっ?…ったく、ここにはアレが多過ぎ!」
「確かに…。例の日本を懲らしめるアレです。」
「あーっ、あのアレね。けど、もういいんじゃない。あの宇宙人も辞めたし、次のただのカンシャク持ちは恭順を示しているし…。」
「否!いけません。我が国に逆らったら、どうなるか思い知らせる必要があります!」
「あんまり気が進まないなあ〜。だって、何人か死傷者が…」
「我が国の国益の為に他国人が多少死ぬのは仕方の無い事です。辛い決断ですが、歴代の大統領はこの試練を乗り越えて来ました!」
「そ、そうなんだ…」
「大統領!このアレにいくら使ったと思っているんですか!?それを無駄にするつもりですか?これを使わないと、誰かがこの秘密をバラして、再選が危なくなりますよ!いいんですか?」
「それは不味いね。じゃあ、やろう!」
「ご英断です。これで、原爆以来の大発明が無駄にならなくてすみます。」
「しかし、本当に大丈夫なの?…でも、勝手にやっていいの?今だって同盟国だろ。」
「ハイ。それについてはステキな方法があります。ちょっとお耳を…。」「…イエス、アイ、キャン!」



「これは大統領閣下、わざわざお電話頂くとは恐縮至極です。」
「ああ、カンちゃん。今日はちょっとお願いがあってね。聞いてくれるかな?」
「了解致しました。…で、その内容は?」
「なあ〜に、うちの科学者がね、地震の歪みがね、小さい内にね、その歪みを矯正する装置をね、作ったんだな。だって、アレだろう。我が国の西海岸も地震が多いだろ。だから、その被害を軽減しようと考えたんだな。」
「ほ〜っ、それは凄いですね。地震には我が国も悩まされています。それが完成したら、是非とも我が国に貸して下さい。」
「もちろんさ。でも、最終試験が必要なんだ。そこで、科学者達が世界中を調べて試験場所を探したんだ。」
「それは大変ですね。」
「そうなんだ。何せ世界初の実験だから、最適の場所を選ばないとね。」
「で、その場所は見つかったんですか?」
「だから今こうして電話しているんだよ。」
「!!!…って事は我が国がその実験場に?」
「そういう訳だから宜しくね。」
「しかし、実験が成功し過ぎて大地震が起きたら……」
「あはは、東海や東南海地震を心配しているね。大丈夫!実験場所は宮城沖だ。ここは今、マグニチュード5クラスの歪みがたまっている。これなら安心だろ。」
「はあ〜、閣下がそこまで仰るなら…」
「ありがとう。…けどね、実験が不発の可能性もあるだろ。だから、この事はナイショにして欲しいんだ。」
「おうせのままに!」
「恩にきるよ。じゃあ、実験は3月1日から始めるから、宜しくね。」
「分かりました。」



………………続く…………