日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

オウムは未解決事件なのか?

某国営放送局が先週末に「未解決事件」として「オウム特集」を放映しておりました。

主犯と実行犯のほとんどが逮捕され裁判もほぼ終わったのに、主犯の松本君が完全黙秘をしているので、「何故事件が起こったのか?分からない」という理由で「未解決事件」らしいのですが……。


しかし、刑事事件裁判において犯人が真実を語るには減刑の可能性がある場合か、本当に反省している場合に限られますが、松本君はどちらの可能性もありません。

なぜなら、彼は最終解脱者で神様であり裁判を超越した存在ですから、下界の凡人が何を言ってもアホらしくて聞く耳を持てないからです。

……てな訳で、松本君に真実を求める事は最初から無理があったのです。


話は変わりますが、裁判において真実が明らかになり被害者やその親族が納得すれば、司法制度として充分なのでしょうか?

それでは時代劇の敵討ちから進歩がありません。犯人の更正と同様な事件の再発防止があってこそ、近代司法制度であり、裁判で真実が求められる理由ではないでしょうか?犯罪の起きた原因が分からなければ、更正計画も再発防止策も作れませんから。


しか〜し、再犯率が落ちたという話を聞いた事がありますか?
罰金を大幅に引き上げた飲酒運転以外の犯罪が減少した事実はありますか?まあ、幼児の営利誘拐は無くなりましたが、これは成功例が無いからです。

アレレ?犯罪防止策は厳罰化以外効果が無いって事でしょうか?



話を国営放送に戻します。彼らの取材によると、松本君はオウム立ち上げ当初から武力闘争を考えていたそうです。表では人類救済計画で愛を謳いながら、裏では武装計画を練り上げる。

そうです、松本君は日本征服を目論む革命家だったのです。ちょっとおバカさんではありましたけど……。

人類の歴史は革命の歴史でもあります。今も世界各地で革命は続いています。トップが優秀で多くの人民の支持があれば成功の確率は高まりますが……松本君には……。


一方、為政者からすると革命は認める訳にはいけません。革命は反政府運動の極致で統治能力の限界が近い事を示します。よって、鎮圧された革命家はただの暴力主義者か狂人として処理されます。


…て事は、彼の沈黙は彼自身の意思なのか?
それとも、真実を隠す為に仕組まれたものなのか?


スパイ映画には強力な自白剤がありますが、あれは本当にあるのでしょうか?