日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

政治主導の具体策(その1)

今日の参院予算委員会で野党議員から「野党時代・厚生大臣時代の菅さんと今の総理の菅さんはまるで別人だと私は思いますが、総理自身はどうお感じでしょうか?」と問われた総理は「野党時代は一つのことを集中して深く勉強できたが、今は総理として全てのことを自分一人で決断できた訳ではないが・・・・しかし、私自身は全く変わっておりません。」と正直に応えました。

問題はここであります!

例えば、政権党政治家と官僚とが、同一の頭脳を持っていたとします。政治家は選挙のことを考えると、色んな立場の選挙民のことを考えなければなりませんから、頭の中は総花的・広く浅くいろんなことを考えなくてはなりません。一方、官僚は自分の省のことばかり考えれば良く、一つのことを深く深く考えられる立場にあります。これでは、一つのことで議論をする場合、明らかに政治家が不利であります。

ですから、厚生大臣時代はあれだけ活躍した菅君ですから、就任直後国民は彼に多くの期待をしたのですが、蓋を開ければ多くの歴代総理と全く変わりがありません。菅君は官僚に洗脳され、気付けば官君に成り下がっていたのです。

これを正さない限り「政治主導」は絶対に不可能です。まあ、政治家が官僚より数倍頭が良ければいいのですが、そんな政治家は10年に一人出るのかどうかであります。

また、東大首席で卒業したある政治家の現在の状況は、政治家で大成するには「人徳」も求められた結果ですが、これにおいても官僚は有利であります。総理にかかわらず「郵政1本」にこだわった小泉君は別の意味での成功例でありましょう。

そこで、本紙は先日

この仕組みを正すことこそ政治主導なのです。頭の良さでは政治家は官僚にかないません。ですから、頭の良い官僚と頭の良い官僚を如何に戦わせるか?これが今政治家に求められていることなのです。日本の頭脳を結集しなければ今の危機的状況は抜け出せないのに、今の官僚組織はバラバラです。----(7月26日付け本紙より)

・・・と主張しましたが、これではあまりに具体策に欠けていると思いましたので、本日はこの具体案を示したいと思います。(前振りが長すぎだ!)



話は違いますが、官僚には2種類あります。

一つは、自分の省のことだけ考えればよい官僚です。ほとんどの省庁の官僚はそれで良いのですが、外務省と財務省の官僚はそれでは成り立ちません。

外務官僚は語学が堪能でなければ成立しませんから、専門の試験制度がありますが、外国と国内のあらゆる懸案事項の調整を図る能力が必要ですから広い知識が求められます。まあ、実際はアメリカの言う事をきく(米国言う事を正しく理解し、その虎の威を借り他省を脅す)能力さえあれば良いのですが・・・・(^^;)

また、財務官僚は税金を如何に国民からカスミ獲るか?と共に、他の省庁の予算要求を精査する立場にありますから、他の省庁のこともよく知らなければなりません。他の省庁官僚もおバカじゃありませんから大変なお仕事です。

だからこそ、昔は「大蔵官僚でなければ官僚にあらず!」と言われ、東大生は大蔵省を目指したのですが、やりすぎたせいで今は財務省と名を変え昔ほどの権勢はありません。それでも時の総理に「消費税10%」と叫ばせたのですから政治家の洗脳能力は衰えていません。


この2つの例外を除いた官僚は、己の省とその先輩のことだけ集中して考えれば良いのですから、並みの政治家では太刀打ち出来ないのが当然です。政治主導の立役者だった筈の民主党の政務3役も気が付けば省庁の代弁者に過ぎません。現在の官僚組織のままでは永遠に政治主導が出来ないのです。そして、財務官僚は政治家と他省の官僚を脅す(言いくるめる)マニュアルが存在しますから、より手ごわいのです。


そこで「毒を以って毒を制する」作戦が必要不可欠となります。これが本紙が先日主張した「頭の良い官僚と頭の良い官僚を如何に戦わせるか?」と言うことであります。だってそうでしょう。政治家は官僚に太刀打ちできないのですから、残された手段は「毒」の官僚を使って「毒」の官僚を制御するしかないのですから・・・・。

そこでまず、省庁の壁を取り払う必要が生じます。現在も官僚の他省への出向制度は存在するのですが、これは官僚同士の仲間意識を育てる結果しか生じていません。その結果、今は官僚全体が民主党を手な付ける作戦が実行され、その効果が着実に現れているのですが・・・・。これではいけません!

官僚はその道のプロを作る組織でもありますが、それが行き過ぎた結果が現在の日本の状況なのです。混乱の時代は個々が己の幸福を計ると全体が幸福になれたのです(経済の波及効果のごとく)が、全体の幸福がなった時、それでも個々が自分の幸福を追求すると、そこには他者への思いやりが欠けたものや無関心が残ります。なぜなら、他者はもう幸福なのですから、今は己の幸福だけ考えても問題は生じないとカン違いするからです。混乱の時代にあった幸福コップの余裕も、一杯になれば、他の幸福を削るしか自分の幸福を計れなくなるからです。まるで波及効果がマイナスにしか作用しないように・・・・。


・・・・その2へ続く・・・・暑くて駄目です!(TT)この編集室にはクーラーがありませんから・・・・そういえば、何を書こうかということも忘失しています(TT)・・・・その2は無いかもしれません!!





あはは、その2が無いことに怒り心頭で、一瞬暑さを忘れませんでしたか!?(^^)
本紙からの納涼サービスでした・・・・・(^^;)


【おまけ】
海底支社の記事は、子供向けの納涼サービスになっております。特に「ドラえもん」大好きな子供向けにかかれておりますから、「ドラえもん」好きの読者は決して読まないで下さい!!(↓)
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