日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

参院の存在価値

民主党の新旧幹事長を中心とした「ねじれ国会」回避対策が空中(枝野君VSみんなの党)と水面下(小沢君VS公明党その他)で繰り広げられております。また、自民亜政党は大連立の立役者で生き残ろうと必死です。(^^)

一方、国民新党社民党統一会派を申し込み衆院で3分の2以上の議席を与党が獲れるよう画策しているようですが、さすがに亀ちゃんは小沢君の特攻部隊長です。一番政策が遠い両党が統一会派とは・・・小沢君の形振り構わぬ工作には笑ってしまいます。

しかし、民主・自民・みんなの党は国会議員の定数削減をマニフェストに唱っており、これは比例区が中心になりますので、衰退著しい少数政党が次の総選挙で生き残るには上記3党と選挙協力が必須条件になりますので、笑い事ではありません。己の政策より、まずは生き残りが最大目標なのですから・・・・(TT)


そんな国会情勢ですが、またしても「参院の存在価値」が問われだしました。小泉退陣後総理が次々退陣したのは「ねじれ国会」が一つの原因ですから、国会が2院、特に参院が必要なのかどうか?政権党としては頭の痛い問題です。

しかし、自分の不利の状況をして「参院は不要だ!」とは言い出せませんので、マスコミを利用して搦め手を持ち出します。曰く「一票の格差は大問題だ!」と。確かに最大5倍以上の格差は最高裁でも違憲と判断される水準ですから、ごもっともな意見なのですが・・・・。


例えば、参院が無くなったとしましょう。そうすると国民が政府を直接批判する為には、最長4年間待たなければならなくなります。衆院の任期は4年ですからね。

そして、鳩山君。もしも、今回参院選が無かったとしたら彼は辞任したでしょうか?あれだけ無能を示したのに彼が「辞めません!」と言えば、麻生君の例を持ち出すまでも無く誰も抗うことは出来ないのです。

思い出してもみて下さい。鳩山君が小沢君との会談後「Vサイン」を出した後のことを・・・「あー、これで鳩山君の続投が決まってしまった。小沢君でも猫の鈴を付けられないのか・・・。」マスコミも民主党議員も本紙もこれで如何に無力感を味わったのか?・・・これが首相の真の力であります。


しかし、実際は!?・・・これぞ「参院の存在価値」です!

確かに問題はあるのですが、3年に1回行われる参院選は、絶対多数を獲り4年間を安穏と過ごそうとする与党には恐怖の対象なのです。たった1年の違いではありますが、選挙戦は選挙の半年以上前から始まっておりますから、実質2年少々しか与党には時間が与えられておりません。だからこそ政府は一生懸命頑張るのです。無能な総理も辞任に追い込めるのです。参院の存在が政府与党に緊張感をもたらしているのです。

この微妙な任期の違いこそが「参院の存在価値」なのです。この存在価値を認めない事は、政権党の言いなりになっている証拠に他ならず、小事と大事を見極めることが出来ない阿呆の言い分に過ぎません!!


だからと言って、参院がこのままで良いとは本紙は思いません。今のままでは衆院のコピーでしかありませんので改革は必須です。1票の格差を持ち出されない方策で「良識の府」を表す制度に改革すべきだと思います。