日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

アリコのCM(先進医療編)

政治ネタが続きましたので、政治に興味の無い方にそっぽを向かれアクセスが鳩山君以上に急落している本紙です・・・・(TT)。次の政治ネタは「民主党の新マニフェスト」と「みんなの党」に関するものになるのですが、まだ記事に出来る段階にありません。


そこで、だいぶ前から気になっていた「アリコのCM」について書いてみようと思います。本当はちゃんと調べなければならないのですが、そこは本紙のことですからほとんどが思い込みで記事を書いていますので、読者の皆様はこの記事を鵜呑みにしてはいけません。大手新聞だって同じです。皆事実の断片だけをもっともらしく報道していますが、その記事が真実だとは限りません。それが証拠に大手新聞各紙を読み比べてください。同じ事象も全く違う事件になっていることがしばしば見受けられます。

・・・・と、ハードルを下げて記事を書き始めるのは卑怯なことなので、大手新聞社はやってはいけません!しかし「本紙の報道が全てではありません。他紙と読み比べるとより真実が見えて来ますので、他紙もご購読することをお勧めします。」と書けば、各紙の購読数も増加するでしょうから各社の赤字対策としては有効です。一度ご検討ください。


そうそう「アリコのCM」の件でしたね。しかし、アリコのCMは多数ありますが、今日は「ガンの先進医療給付金」のある保険のお話です。

ご存知のように「ガン」は長年日本の死亡率トップの死因でありますが、その分治療方法も日々進化しております。患者数の少ない難病とはまったく違いますね。そのガンの最先端治療方法として「重粒子線治療」と「陽子線治療」がありますが、CMによりますとこれらの治療費には300万円前後必要だそうです。なのに保険料はたったの107円!おー、なんと良心的な料金ではないでしょうか!?

なぜ?こんなに安いのでしょうか。所詮アリコも民間会社ですから、利益を度外視している訳ではありません。これでちゃんと利益が出ているのですから、なんか仕組みがあるに違いありません。

この保険に入ってる人が10万人いるとすると、保険料収入は1070万円になりますが、これでは3人の治療費しか出ません。100万人の加入者で35人前後の治療費しか負担できませんが、この保険本当に大丈夫なのでしょうか?うーん、怪しい・・・・。


そこで仕方なく厚生労働省のHPを調べてみました。陽子線治療の出来る施設は全国に5箇所。重粒子線治療の方は2箇所しかありません。どちらの装置も巨大なもので体育館程の設備が必要ですから、土地の高い東京には1箇所もありません。不便なことこの上もありません。当然1箇所で治療できる人数も限られておりますし、たぶんこの治療を受けるには、これらの施設の関連病院の紹介書が必要でしょうから、系列外の病院に行くと最初の段階でアウトです。また、これらの施設で果たして1年間で何百人の治療ができるのでしょうか?疑問は深まるばかりです。

ガンは進行性の病気で、こちらの都合に合わせて進行してはくれませんので、いざ!この先進医療を受けようとしても予約で満員であるとどうしようもありません。余程のコネがないと割り込みは難しいと思われますので、ほとんどの人には無用の、まさに夢の施設の可能性も出てきます。


だとすると、この107円という格安の保険料でも充分ペイ出来るのかもしれません。だって、実際にこの治療を受けられる人は余程運の良い人であり、そもそも運の良い人はガンにならないので、この治療を受けられる人は運が悪くて運が非常に良い限られた人なので、そんな変に強運な人は非常に少ないとの計算に基づいてこの保険料は設定されたに違いありませんから・・・・(^^;)


さて、あなたはガンになるのかどうか?50%の確率でガンになるようですが、その時に先進医療機関に空きがある確率はそれこそ砂漠で砂に埋まった釘を探すようものですから、あまり期待を抱いてはいけません。まあ、今から出来る方法としたら東大病院のガンの先生と仲良くなる事ぐらいで、そうすればイザという時割り込みの可能性も高まりますが、果たしてこれは可能なのかどうか???

まあ、総理になった菅君は安心ですね。霞ヶ関の高級官僚も割り込みOK組ですね。後は、経済界の重鎮と東大系列のお医者さん?これらの施設に多大の寄付をした人の知人も大丈夫かな・・・・・。


あーあ、アリコのCMは罪深いCMです。早く先進医療が出来る施設を増やさないと、一般人には絵に描いた餅状態の現状では、全く役に立たない保険になる可能性が高いのですから・・・(TT)