日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

悪夢の3日間

前回の記事では、記者に天罰が当たり「ぎっくり腰」になった様子を書きましたが、今回はその後に訪れた悪夢について記したいと思います。


ぎっくり腰になり、ほぼ寝たきりの3日間は、本当に悪夢でした。

この新聞から広告収入が全く入らない記者は、あまりの貧乏さの故、妻と子供に愛想を尽かされて、天涯孤独のご老体になり果てました。

そんな状況で、寝たきりになるとはどういうことか?想像して下さい。

ぎっくり腰と言っても四六時中腰が痛い訳ではありません。横になり安静にしている限り、別にたいして痛みはありませんから、気楽なものです。

しかし、人間ただ寝てたとしても腹が減りますし、食べたら廃棄物が発生してしまいます。

まあ、食べる方はゆっくり時間をかけて痛みを最小限にして動けば何とかなります。そのためのカップ麺とレトルト食品は豊富にありますから、別に困りはしませんでした。

しかし、トイレの方は違いました。ゆっくり動けば何とかならないのがトイレなのです。動くと痛いので、トイレは最大限ガマンするのが人情です。分かりますよね。

そうするとどうなるのか?人間は己の意志に限界があることを思い知らされます!身体が毒素を排出する機能に、己の意志は負けるのです。分速2mでは対抗できるものではありません。

記者はあとコンマ1秒のところでその悲劇を回避出来ましたが、回避を失敗した場合、腰の激痛とあまりの情けなさに思わず涙する事は容易に想像出来ます。

まだまだ悪夢は続きます。3日間ペットの上にいると、その半分以上の時間はテレビを観て過ごす事になりますけど、最近のテレビのつまらない事、つまらない事…

そうすると、人間は余計なことを考えてしまうもので…「もしかしたら、これはただのぎっくり腰ではなくて、背骨が骨折しており、もう一生歩けないかもしれない…」とか「そうなったら貯金も無いし、もう自殺するしかないかも…」とか…

ともかくネガティブな考えだけが頭の中を駆け巡り、3日目にはほとんど発狂寸前になりました♪本当に悪夢です!


しかし、悪夢は所詮夢ですから、目が覚めたら終わります。4日目に多少痛みが治まり、傘を杖にして分速10m程で歩ける様になると、自分に対するネガティブキャンペーンは終演を迎え「ともかく病院に行こう!」とやっと前向きになるのでした。

レントゲンの結果、骨には異常がなく、全治10日間の診断が下り、記者はほっと胸を撫で下ろしたのでした。

翌日、病院からもらった薬のお陰か記者の歩行速度は分速40mに回復しました。やっとのことで、神様の天罰が終わった気がしたもののでした。

めでたし、めでたし♪


過去には本紙で「自殺防止キャンペーン」をした記者でさえ、ぎっくり腰になり弱気になると自殺まで考える様になるのですから、ホント情けない限りですけど、人間なんてそんなモノなんでしょう…

改めて己の弱さを知った、ひと夏の経験でした。

病気は、体より先に精神を破壊します。早めに病院に行きましょう!