日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

英国EU離脱へ

前回の記事で、亜米ちゃんと記者が祈ったのにも拘わらず、英国人はEU離脱を選択しました。


結果、平均株価は1200円暴落し、円相場も一時100円を割りました。

先のサミットで亜米ちゃんは「今の経済状況はリーマンショック以前に似ている!」と話して世界の首脳から失笑されましたが、結果として亜米ちゃんの先見性が証明された事に…なる訳なくて、予想外の結果に亜米ちゃんもびっくり!!


まあ、こんな事はどうでもよくて、問題はこの混乱が一時的なものなのか?もっと悪い方向に向かうのか?

皆様も知りたいのは、この一点だと思います。

グダグダ言っても仕方ないので、まずは結論を言います。


この混乱は長引きます!!


今回の混乱は、冷戦終了から続いた世界経済のグローバル化が、先進国の多くの人々にとって経済的不利しかもたらさなかった事を意味します。

もっと正確に言うと、このグローバル化に冷戦以前からの政治・社会システムが対応出来なかったのであります。


チョイ昔の経済は、一国の中でほぼ完結していました。しかし、今の日本はどうでしょうか?洋服も家電も食料品も雑貨も大半が輸入品です。日本企業は国内の工場を閉鎖して海外に進出します。

また、終身雇用制度は今は昔の話となり、労働者の半数近くは非正規社員になりました。

この現状を産み出したのは小泉君と亜米ちゃんなのですが、彼らは大企業が儲かれば日本中が豊かになると信じて政策を推し進めたのです。

ところが、大企業は儲かりましたが、その恩恵は末端まで浸透しません。当然です。大企業はその儲けを労働者に分配せず、せっせと溜め込むもんだから個人消費は冷え込んだまま…

それに、少子化が重なり企業は益々国内投資に慎重になり、高齢化と年金不信が個人の財布のヒモを引き締めます。

この負のスパイラルを断ち切らない限り日本の再浮上はないのですが、一部の単純な人々にはこの仕組みが理解出来ません。

…で、どういう訳かは分かりませんが、日本の景気が低迷し、自分が不幸な理由は全て海外近隣諸国に原因がある!との結論に達した様です。

この主張は単純で分かりやすく、尚且、自尊心を満足させるものですから、ネットを通じてあっという間に伝わりました。

まあ、政治家自身も解決策を見出だせない中、海外に責任転嫁するのが一番楽で、これに一部大衆が乗っかったのが真実なのでしょうが、これは人類太古から続く為政者の悪い癖であります。


日本人の場合は中国と朝鮮半島の人々を敵視し、英国人の場合は移民に対し怒りの感情が向かい、移民が増えた原因としてEU加盟を憎悪したのです。

そして、米国人もトランプを選びこれに続こうとしていますし、他のEU加盟国にも不穏な動き、右翼政党の躍進が見られます。


ほーら、これでは混乱が終わる筈はありません!


…となるのかどうか?年内は楽しめそうですね♪