日銀のインフレ目標？

本紙は以前、あの天下の日銀を恐れおおくも『アホの日銀』と呼んでおりましたが、やっぱり日銀はアホでした。

昨日、日銀はデフレ対策として、やっとインフレ目標を設定し、その資金として１０兆円を準備すると発表したのです。

バブル崩壊後のデフレ不況と最近の超円高に対して、ゼロ金利政策とほんの少しの総量緩和策以外全く無為無策だった事からすれば、画期的な進歩なのですが、なんとインフレ目標はたったの１％。その為に１０兆円を準備するとの事ですが、これを全て市場に放出すると約束する訳でも無く、余りに周りがうるさいので仕方無く目標設定だけしたけど、本心は今まで通り『なーんもしません』宣言でしかありません。

「まあ、たまには日銀も仕事してると分からせないとな。」
「しかし、これではデフレにも円高にも全く効果は認められませんが…。」
「そうかもね。しかし、君。万一、日本がインフレになったら、国債の金利はどうなる？」
「金利は上がります。」
「間もなく千兆円になる国債の金利が１％上がると年間いくら必要かな？そして、そんなお金は何処にある？」
「ありません。そうなれば、日本財政はすぐに破綻です。」
「だろっ。そうなれば、ＩＭＦが来て、我々は全員クビだね。君はそれを望むのかね？」
「それは困ります。子供がまだ小さいんです。」
「だったら、余計な事は考えない事だ、分かったね。」
「は、は〜っ。」