日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

金太郎君と君の未来


>歌舞伎俳優・市川染五郎(36)の長男・藤間齋(4つ)が四代目松本金太郎を襲名し3日、東京・歌舞伎座「門出祝寿連獅子」で初舞台を踏んだ。染五郎に手を引かれ登場した金太郎は祖父・松本幸四郎(66)と親子3代での舞を披露、見えをきり、獅子の毛ぶりも豪快に決めた。口上では「松本金太郎です!」と元気よくあいさつ。愛息のれ舞台に染五郎ジーン。<(デイリースポーツより)

さて、中高生諸君!
君は、このニュースをどう感じたのだろう?
金太郎君の未来は決まっている。99%歌舞伎役者になるのだ。上手いもの食って、美女に囲まれて、栄光の、そして幸福な未来が約束されているのだ。
ところが、君の未来はどうだ?親に「勉強しろ!」と尻を叩かれ、だからと言っていい大学に入れる保証もなく、大学出ても就職の当てもない・・・・毎日「吉野家」に通い、AVを見るのがせいぜいかもしれない。

インチキだ!!世の中、不公平だ!!
・・・と怒った所でどうしようもない。歌舞伎の名門に生まれなかった己の不幸を呪ったところで何の得にもならない。そう、これは神の意思なのだ。

考えてもみなさい。君に「歌舞伎」の才能があると思うか?毎日いろんな稽古に励み、勝手に遊ぶことも許されず、決まりきった将来の為に決まりきった毎日を過ごす。君にこの退屈な日々を過ごす才能はあるか?

前回も書いたが、子供は親を喜ばせないと生存の危機に立たされる為に「可愛い」容姿と仕草を才能として持っている。親が喜ぶことをするように出来ている。昔は、君もそうだったのだ。ところが今の君は・・・親に反発するばかり・・・・まあ、これも君が成長するために神が与えた才能なのだが・・・・この神の意思を金太郎君は許されない!「伝統継承」の名の下に、彼の意思は無視される。

そう、彼には約束された将来はあるが、未来はない。将に来る決まりきった人生はあるが、未だ来ない波乱と希望の人生は望むべきもない。

さて、真に幸福を手に入れられるのはどっちか!?

あはは、今の所たいした才能もない君は勉強するしかない。東大卒業生はどんな職業にもどんな資格にも挑戦できるが、高校中退で終ればその可能性はほとんど閉ざされる。これが現代日本の現状である。これが嫌なら無人島でひとりで暮らしなさい!!

がんばって、高校だけは「卒業」しましょう!