日本しんがり新聞社

ボケ老人の妄想記事ですから、怒らないでね…(^ ^)

タクシー🚗の車イス♿︎乗車拒否は何故起きたのか?

先日チキちゃんラジオを聴いていたら障害者団体のお偉方が「車イスでタクシーを利用しようとした全国調査で、3割も乗車拒否にあった。ケシカランので、この調査報告書は国交省に提出して改善を求める!」と怒っていた…(^_^;)


酷い話である!


タクシーの運転手さんが酷いのではない。酷いのは、このユニバーサルデザインタクシーを作ったトヨタであり、これでタクシーが安く乗れると障害者団体に説明した国交省であり、これを安請け合いをしたタクシーの経営者(日本交通の社長)である。


「なんで乗車拒否をしたタクシー運転手を擁護するんだ!?」


話を最後まで聴いて欲しい。


ユニバーサルデザインのタクシーは最近よく目にする箱型のタクシーで、車イスでそのまま乗れるようになっている。


ほぼトヨタの独占であり、トヨタがタクシーの為に作った車なのだが、実は車イスを乗せるには「欠陥車」なのだ!


何処が「欠陥車」なのか?といえば、車イスを乗せる為に後部座席倒したり上げたりして車イスの空間を作ってから車イスを乗せて固定する必要があるのだが、この作業時間が慣れた若い運転手でも10~20分もかかる仕様なのだ。運転手の平均年齢60歳。30~40分かかっても仕方がない。誰がそんな運転手を責められようか?


よいか?この作業は乗せるだけのものであり、車イスを下ろしたら逆の工程で一般のお客様を乗せられる様にしなければならないのだ。つまり慣れた若い運転手でも20分、不慣れな老運転手なら1時間以上!


それで、この車イスのお客様が1km未満の所に行こうものなら、料金はたったの420円。これには消費税が含まれており、会社に半分取られるので、運転手の手取りは190円!時給200円以下!(東京のタクシー運転手はほぼ歩合制で売上の半分が手取りになる仕組み)


誰がこんな仕事をしたい?普通に車イスを乗せなければ時給1000円以上になるのに、何故タクシー運転手は時給190円の仕事をしなければならないのか?タクシーの運転手はボランティアではない!生活がかかっているのを忘れないで欲しい!家にはひもじい思いをした子供が待っているのだ。


これでも、あなたはタクシー運転手に同情しないのか?「酷い!」と怒らないのか!?あなた自身は時給190円の仕事をしたいと思うのか?もう一度言う、タクシーはボランティアではない!


…で、この苦情を受けてトヨタは多少の改善をしたようだが、老運転手はまたまた混乱するだけ…そうでなくとも最近は支払い手段が増えて覚える事が多いのに…時給190円じゃ覚える気も起きない!


だからこその「車イスへの乗車拒否」なのだ!こんなお客を乗せたら貴重な労働時間削られ給料が下がる!「車イスの人には申し訳ないけど、こちらにも生活があるから…」これがタクシー運転手の本音なのだ!


こんなタクシー運転手を責める権利はあなたには無い!


この事実を国交省は知っているけど、障害者団体はあまり知らない様だ…


しかしである。今までだって「車イス」に乗ったままで利用できるタクシーはあった。「福祉タクシー」とか「介護タクシー」と呼ばれてるやつだ。例えば、通院や食料買い出しの際は公的介護サービスの一環として役所から補助金が出るので1回500円とか1000円で利用出来た。


しかし、映画を見る為にそのタクシーを利用しようとすると必ず予約して、そして、料金が介護保険の適用外になるので「5000~10000円」も請求されていたのだ。だって仕方ないでしょう。「福祉タクシー」は障害者以外には乗せられないし、車イスの乗降には時間もかかるし、安全運転しなけりゃならないし、車の改造費は高いし、昼間の近距離のお客様しかいないし…こっちだって生活がかかっているのだ。一回当たりの単価は高くしないとやっていけないのだ!役所の補助金が頼りなのだ!


「それがいきなり、なんだって…普通のタクシーが車イスを通常料金で乗せる!って…俺たちの立場は?」



臨時ニュースです!昨夜、TBSのチキちゃんラジオが「車イス乗車拒否タクシー問題」について、今週2度目の追加放送しました。多くのタクシー運転手から「片手落ちのニュースじゃないのか!タクシーの言い分も聞け!」と苦情の電話が殺到したようです。まぁ、この記事もそうなのですけどね!


いつもは非常に公正で知見の広いチキちゃんですが、今回は「弱者の味方」を標榜するあまり、事の実態を正確に把握する前に放送した様です!ニュース番組としては致命的なミスであります!


車イスのお客様も大変だけど、タクシー運転手だって大変なのだ。タクシーの運転手にだけ負担を押し付けた今の制度じゃ、乗車拒否は無くならない!…チキちゃん、汚名返上の放送してね!


…てな訳で、チキちゃんが素早い対応でタクシーの運転手の立場に理解を示したので、この記事は一応の役目を果たしましたので、今日はここまで!


まぁ、タクシーの運転手Aさんはもっと色々言ってたけど、ちゃんと裏が取れないとね…裏が取れ次第その辺の怪しいお話を致しましょう。

期待しないで、乞うご期待!(^_^;)